猛暑で再び「巣ごもり消費」の可能性、気候変動がもたらす消費行動の変化

猛暑がコロナ禍と同様に生活様式を大きく変化させる要因になる可能性が、調査で示唆された。調査はマーケティング支援のLifeTimeTechLabo(愛知・名古屋)が実施。20〜60歳の男女1,000人を対象に、今夏も昨年同様あるいはそれ以上の暑い夏が続くとした場合に、自分の行動・消費・関心がどのように変化すると思うかを聞いたもので、「外出頻度が減少し在宅時間が増える」と回答した人が3割を超えることを明らかにした。

猛暑日の消費行動

【出典】LifeTimeTechLabo(「猛暑で増えると思う行動」として、選択した人が最も多かったのは「在宅時間」)

猛暑日の行動変化

【出典】LifeTimeTechLabo(「猛暑で減ると思う行動」として、選択した人が最も多かったのは「外出頻度」)

 

同社は、「在宅時間の増加とともに、ネット消費を中心とした巣ごもり消費が再び盛んになる一方で、外出頻度の減少により、店舗ビジネス、外食・旅行関連など外出を前提とする需要の減退が予想される」と指摘。昨年は猛暑でも外出需要が回復したが、「昨年はコロナ禍明けの反動による需要の底上げだったと考えられる。その需要が一服した今年は、再び巣ごもり化する可能性がある」とみている。

 

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