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食を通じた熱中症対策で、高齢者特有のリスクを回避 翔裕館の取り組み 

熱中症による救急搬送者のうち半数以上が65歳以上の高齢者が占める中、全国56拠点で展開する高齢者介護施設「翔裕館」では、高齢者特有の課題に沿った熱中症対策を進めている。

高齢者が熱中症にかかりやすい理由の一つは、若年層に比べ体内の水分量が少ないこと。水分不足は熱中症リスクを高めることから同施設では、食を通じた熱中症対策を強化している。夏場でも食べやすい麺類や、水分の多い夏野菜を多く使うなど、水分を摂りつつ体温を下げるメニューを提供。彩りや盛り付けにも工夫を凝らすことで、食欲を刺激しつつ”完食率”の向上を図っている。

【出典】翔裕館(10種類から選べるレストラン方式で、”食を選ぶ”楽しみも提供。食欲不振による体内への水分補給が不足しないよう、食べやすい麺類や冷たい料理を取り入れ、食事から水分摂取ができるようにしている)

 

その他、室温と湿度の管理、定時の水分摂取の促し、体調確認、衣服の調整、普段の食欲との比較といった基本的な対応を徹底し、早期の兆候にも注意を払っている。夏の食事メニュー詳細はデジタルブックから閲覧可。

 

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