熱中症対策は何してる?ランキングトップ10、顕著な男女差(20〜60代)

熱中症による死亡数が女性より男性に多いのは(※)、男性の方が屋外でスポーツや仕事をする人が多く熱中症リスクが高いことが理由の一つとされているが、熱中症対策の意識が女性より低いことも関係しているのかもしれない。消費者購買行動データサービスを提供するmitoriz(東京・港)が、20代以下〜60代以上の男女3,009人を対象に実施した調査で、男女の熱中症対策の意識差を明らかにした。※熱中症による死亡数、性別・年代別の詳細はこちらに掲載

熱中症対策の実施割合、男性<女性

20代以下〜60代以上の男女3,009人に「熱中症対策の実施状況」を聞いたところ、女性の方が熱中症対策をしている人が多く、女性は全体で78.3%、男性は全体で63.3%だった(「実施している」「ほぼ実施している」「時々実施している」の計)。「全くしていない」は女性5.7%に対し男性は13.7%で、年代別に見ると、男女ともに概ね年齢の上昇とともに減少し、上の世代の方が何かしらの対策をしている人が多いことがわかった。

熱中症対策、男女の違い

【出典】mitoriz(グラフは男女計)

 

熱中症対策、何してる?ランキングトップ10(男女別)

続いて熱中症対策で実施していることを聞いたところ、男女で顕著な差が見られた。「塩分を補給する」以外の全項目で女性の方が回答割合が高く、ランキングも異なる結果となった。

熱中症対策、男女の違い②

【出典】mitoriz(グラフは男女計。表は男女別)

<女性>

  • 1位:水分をこまめに摂る(92.4%)
  • 2位:エアコンなど快適な室温の管理(57.4%)
  • 3位:日傘をさす(56.0%)
  • 4位:直射日光を避ける、日陰に移動(53.6%)
  • 5位:軽装や素材など、服装に気をつける(43.6%)
  • 6位:帽子をかぶる(43.1%)
  • 7位:涼しい場所で休む(40.7%)
  • 8位:十分な睡眠時間の確保(38.4%)
  • 9位:塩分を補給する(37.8%)
  • 10位:冷却シートやネッククーラーなど冷却グッズの利用(34.8%)

<男性>

  • 1位:水分をこまめに摂る(91.7%)
  • 2位:エアコンなど快適な室温の管理(41.9%)
  • 3位:塩分を補給する(39.1%)
  • 4位:直射日光を避ける、日陰に移動(34.0%)
  • 5位:涼しい場所で休む(33.8%)
  • 6位:帽子をかぶる(31.0%)
  • 7位:十分な睡眠時間の確保(30.9%)
  • 8位:軽装や素材など、服装に気をつける(26.7%)
  • 9位:冷却シートやネッククーラーなど冷却グッズの利用(17.8%)
  • 10位:食事に気をつける(17.2%)

近年続く猛暑にもかかわらず、熱中症対策の意識にこれほどまでの男女差が見られるのはなぜなのか?理由までは調査されていないが、女性の方が熱中症対策に熱心なのは、女性の方がセルフケアやヘルスケアの意識がもともと高いことや、汗によるメイク崩れ、日焼けによるシミ・シワなどを防止したいという美容意識が関係しているのかもしれない。

 

 

 

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