夏の“温活”がトレンドに、夏期の温活商品の売れ行きが好調 前年同期比1.3倍 楽天市場
近年続く猛暑や夏の長期化で、暑さ対策商品が好調だ。楽天グループが運営するECモールの楽天市場では、涼しく快適に過ごすための家電や衣服、生活用品などの暑さ対策商品を40万点以上取り扱っており、2024年の流通総額は前年比約1.5倍に拡大。これからやってくる夏に向けた暑さ対策商品の購入意向を生活者に聞いたアンケート調査では、7割以上が「購入予定」もしくは「購入を検討している」と回答したという(調査:20~60代の男女1,000人、今年5月に実施)。
同社が発表した今夏の注目トレンドは「夏の温活」。腹巻や靴下、生姜成分を含んだお茶、火を使わないお灸やよもぎ蒸しなど、楽天市場内での「温活」関連商品の流通総額は、2024年の年間で前年比約1.2倍だったのに対し、2024年6月から8月では前年同期比約1.3倍と、夏の伸びが上回った。
背景の一つは、冷房による冷え。調査では回答者の半数以上が夏場の冷房による冷えを経験しており、そのうち約7割が夏の温活に「取り組んでいる」あるいは「興味がある」と回答したという。また、熱中症対策として厚生労働省が中心となって啓発を進める「暑熱順化」の認知拡大も需要拡大に寄与していると見られ、同社は「夏の温活への関心や関連商品の需要が高い。温活への関心や注目はさらに高まる」としている。
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