シニア女性のトレンド2025 「ラスパ」「エイジフリーWORK」「シニア解放区」など

シニア女性は今、何に関心があり、どんな価値観を持ち、どのように過ごしたいと考えている?シニア女性向けの生活情報誌『ハルメク』のシンクタンク「ハルメク 生き方上手研究所」が、2025年のトレンドキーワードを発表した。

シニア女性のトレンド

【出典】ハルメクホールディングス

 

1.デジ得シニア

物価高の影響が顕著に表れた2024年。「いかに得するか」が日々の生活でもより重要になる中で、シニア世代の買い物行動においてもキャッシュレス決済やポイント活用など、デジタル化の動きが活発化。同社による調査では、2019年のコロナ前と比べ、オンライン決済は40ポイント増で45%、ポイ活は25ポイント増で43%に達した。

2.シニア解放区

1980年代に「新人類」と言われていた若者が還暦を迎え、当時流行したディスコ、音楽、サーフィンなどのカルチャーが見直され、共有体験や場を謳歌。健康や生きがいを実感できる場がシニア世代の間で活気を帯びる見込み。同社調査では、50代以上の女性の2割、ディスコ経験者の3割が「シルバーディスコ(シニア世代が楽しむディスコイベント)」への参加を希望した。

3.エイジフリーWORK

人材不足が社会的な課題となりスポットワーク市場が急成長する中、シニア世代も新しい仕事やボランティアなどの社会参加に前向き。同社の調査では、ボランティ活動をしたい理由は「社会と関わりたい」「役立っていることを実感したい」がトップ3に。今後も社会とつながる意識や還元欲求は、増大する見込み。

4.シンニーア(シニア+新NISA)

「低金利で資金が目減りすること」や「長い老後で貯金を使い果たしてしまう不安」に加え2024年は、「記録的な株価の乱高下」が起きた。シニア世代も「長い老後を見据えた資産形成」に能動的に向き合うようになり、投資を重要視。NISA口座の普及率は2022年と比べ、全体で16%から23%へ、50代は18%から26%、60代は18%から24%へと伸長(金融庁調査)。インフレ時代の資産運用に、シニアも能動的に向き合うようになっている。

5.ラストパートナー(ラスパ)

熟年離婚率が過去最多となる一方で(厚労省調査)、婚活バスツアーや大人の恋愛リアリティー番組など、シニアの婚活が話題に。同社の調査では、50~79歳の未婚男女の4人に1人がパートナーを希望。高齢化が進む中、艶のある老後を過ごすための「ラストパートナー」探しは、今後も賑わうと予測。

 

 

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