世界の高齢化は今後40年で急速に進展、欧米諸国とアジア各国の推移
世界では今後40年で高齢化が急速に進展する。世界の総人口に占める65歳以上の割合(高齢化率)は、1950年の5.1%から2020年には9.3%、2060年には18.5%にまで上昇する見込みで、これまでは日本や欧米諸国などの先進地域で高齢化が進んできたが、今後は開発途上地域でも急速に進む。以下図で示すのは欧米とアジアの高齢化率の推移(内閣府「令和7年版高齢社会白書」)。日本は今後も高水準が続くと見込まれ、2020年の28.6%から2060年には約40%にまで迫る。欧米とアジアの比較ではアジアでの高齢化が顕著で、韓国、中国、シンガポール、タイで急速に進展すると見られる。
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