シニアの旅行の阻害要因が10年で変化、「ペット」「家族の介護」「物価高」
国内の宿泊旅行市場で、高齢者を中心に「旅行をしない人」と「頻繁に旅行をする人」の二極化が進行しているのは、旅行の阻害要因が変化していることが背景にあるようだ。
旅行市場の動向をまとめた『旅行年報』を発行する日本交通公社が、二極化の理由を探るため2014年と2024年の阻害要因を比較・分析。すると、かつて60代の最大の阻害要因だった「休暇がとれない」が減少する一方で、「ペットがいる」「家族の介護がある」「宿泊・交通費が高い」といった、家庭環境や物価高など近年のトレンドを反映した新たな理由が増加していることがわかった。一方20代では、働き方改革などで休暇取得が容易になり旅行率は上昇しているものの、「旅行に関心がない」「他にやりたいことがある」「行きたい場所がない」といった意識的な要因が増加。関心が旅行以外へ分散している姿が浮かび上がった。詳細はこちら。
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