女性は美容サロンでいくら消費する? カテゴリー別・年代別の平均利用金額(10〜60代)
女性たちは美容サロンでいくら消費する?ホットペッパービューティーアカデミー(リクルート)による最新の調査結果「美容センサス2025上期」をもとに、女性全体のサロン利用金額の特徴や年代別の利用金額を比較した。(※)15~69歳の男女1万3,200人を対象に、美容室・理容室、エステサロン、リラクゼーションサロン、ネイルサロン、アイビューティーサロンの利用実態調査
美容サロンの利用金額ランキング、上位11カテゴリー
サロンカテゴリーごとの1回あたりの平均利用金額を比較したところ、女性全体で最も金額が高いのは「ボディ・痩身のエステサロン」で8,294円、最も低いのは「アイビューティーサロン」で5,099円だった。
- 1位:エステサロン(ボディ・痩身)…8,294円
- 2位:エステサロン(フェイシャル)…7,946円
- 3位:エステサロン(脱毛)…7,765円
- 4位:美容室…7,668円
- 5位:あはき柔整(鍼灸)6,791円
- 6位:リラクサロン(脱衣の施術)…6,622円
- 7位:ネイルサロン…6,270円
- 8位:あはき柔整(あん摩・指圧)…6,112円
- 9位:あはき柔整(接骨・整骨)…5,445円
- 10位:リラクサロン(着衣の施術)…5,196円
- 11位:アイビューティーサロン…5,099円
美容サロンの利用金額ランキング、年代別トップ
年代別に平均利用金額が最も高いサロンカテゴリーを比べると、年齢によってサロンの利用ニーズが変化していることがわかる。10代が最もお金をかけるのは「美容室」。20代は「鍼灸」。美容・健康課題を根本からアプローチできる点が評価されるあはき柔整の利用率が、近年20〜30代で高まっていることが背景にあると見られる。加齢で太りやすくなったり出産による体型変化からか、30代は「ボディ・痩身」がトップ。顔の加齢サインが顕著になる中年層は「フェイシャルのエステサロン」、60代は「脱毛のエステサロン」。60代の脱毛実施部位の割合が高いのは「VIO(デリケートゾーンのVライン、Iライン、Oライン)」であることから、自身の要介護に備えた”介護脱毛”を目的にサロンを利用していると考えられる。
- 10代:美容室…7,075円
- 20代:あはき柔整(鍼灸)…9,086円
- 30代:ボディ・痩身…10,833円
- 40代:エステサロン(フェイシャル)…8,937円
- 50代:エステサロン(フェイシャル)…9,346円
- 60代:脱毛のエステサロン…15,040円
カテゴリー別・年代別に平均利用金額を一覧
美容サロンのカテゴリー別・年代別の平均利用金額の一覧は以下。美容サロンにお金をかけるトップ3の年代は、60代(8,793円)、30代(7,079円)、20代(6,803円)。
女性ヘルスケアビジネスの戦略ハンドブック2025
女性ヘルスケアビジネスのマーケティング設計にあたり必須の基礎知識を多角的な視点から解説する、大人気の業界入門書。初めて女性ヘルスケアビジネスに従事する業界初心者、改めて理解を深めたい中級者、自社製品・サービス・戦略のどこに課題があるのか分からず対策に悩んでる担当者におすすめ!貴社事業の発展に、ぜひ本レポートをご活用ください。詳細・レポートのお申し込みはこちら。
【編集部おすすめ記事】
■女性の「あはき柔整市場」は1,734億円へ縮小、物価高が影響も今後は需要増の見込み
■脱毛サロンの倒産は過去最多、30万人が倒産被害に 業界のビジネスモデルに限界
■エステサロンの市場規模、5年連続の縮小で3,043億円へ 女性向けサービスは後退
■女性ヘルスケア白書 市場動向予測 健康トレンド・業界動向・女性ニーズ
■美容サロンインバウンド市場規模197億円から445億円へ拡大 30〜50代女性7割