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2025年の冬トレンドは「パーソナル寒さ対策」「家・自分チャージ」「おうち行列飯」

今年の冬は、何が流行る?ECモールの楽天市場が、「2025年冬のトレンド予測」を発表。ユーザーの購買データや意識調査をもとに、今冬に注目を集めそうな消費行動や商品をまとめた(調査は20〜60代の男女1,000人を対象に今年10月実施)

パーソナル寒さ対策

物価高で光熱費が家計を圧迫する中、今年の冬は、寒さ対策グッズの購入時に省エネがより一層求められると予測。楽天市場では、光熱費を抑えながら自分が過ごす空間だけを局所的に温められる寒さ対策や、日常生活に効率的に温活を取り入れる「ながら温活」に注目が集まっているという。

実際に、光熱費を抑える「省エネ防寒グッズ」の流通総額が伸長。窓や壁からの冷気を防いで住宅の断熱性を高める「断熱フィルム」や「冷気ガード」などの商品が人気を集め、2024年の流通総額は前年比で約1.3倍に拡大。また、身の回りの行動範囲に限定して温めることができる「パーソナル暖房」も、コスパと快適性を両立できるとして注目を集めている。例えば、足元専用の「ホットマット」は、2024年の流通総額が前年比で約1.3倍、就寝時から日中の着用タイプまで、幅広く使われている「電気毛布」は約1.2倍と、需要が着実に拡大。

「楽天市場」、2025年冬のトレンド予測

【出典】楽天グループ(左:冷気を遮断するパネル。中:ランドセル用、温冷剤を入れるメッシュパッド。右:デスクで使えるパネルヒーター)

 

家チャージ・自分チャージ

調査では、約6割が「今年は大容量パックやまとめ買いの購入が増えた」と回答。今年の冬に大容量パックやまとめ買いで購入を検討しているものとして、日用消耗品や食品が上位となった。その理由は、「節約のため」に加え、「ストックがないと不安だから」や「買い物頻度が減り、効率的だから」。

楽天市場においても、日用消耗品の大容量パックやまとめ買い需要=家チャージが拡大しており、特に大容量タイプの「トイレットペーパー」や「ティッシュペーパー」「歯ブラシ」のまとめ買いが、前年比で2倍近くに増加。物価高時代において大容量やまとめ買いによる日用消耗品の計画的な補充をする人が増えており、ブラックフライデーや年末商戦で、さらに関心が高まる見込み。

節約志向が続く一方で、自分へのご褒美=自分チャージのニーズも拡大。調査では、物価高が気になる中でも、約4割が自分へのご褒美として何かを購入する予定だと回答した。

 

おうち行列飯

調査では、今年の冬は物価高の影響で「食費の節約を心掛けている」という回答が半数以上に上った一方で、今年の冬に自宅での食事を「より充実させたい」「より楽しみたい」と答えた人が約7割に。さらに、「行列に並ばずに、人気グルメを自宅で楽しみたい」と半数以上が回答。自宅で楽しみたい行列グルメとしては、「生ドーナツ」「韓国料理」「麻辣湯」「タコス」などが挙がった。外食を控える中でも、自宅で手軽に行列グルメを楽しみたいというニーズが明らかに。

街で行列ができるなど近年トレンドとなっている「生ドーナツ」や、ハワイ発祥の揚げドーナツ「マラサダ」の売れ行きは、楽天市場でも好調。「生ドーナツ」は2024年の年間流通総額が前年比約1.2倍、「マラサダ」は約2倍に伸長している。

さらに今年は「麻辣湯」と「韓国パン」の流通総額も増加。年末年始の自宅での集まりや、寒い時期に温かい食事を楽しむニーズなどから、冬により需要が伸びると予測している。

 

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