女ゴコロをつかむ6つのキーワード、女性に支持される商品・サービスとは?
市場の成熟化や商品のコモディティ化が進み、機能や性能だけでは差別化が難しくなっています。そんな中、女性に選ばれる商品・サービスには、どのような共通点があるのでしょうか。女性マーケティングの専門企業として商品開発や人材育成を支援する女ゴコロマーケティング研究所が、「幸せ」「選択」「共感」「共創」「ご褒美」「学び」の6つのキーワードから、女性に支持される商品・サービスづくりのヒントを解説します。
目次
機能、性能だけではココロはつかめない
女性に支持される商品・サービスには、どのような共通点があるのでしょうか。市場の成熟化やコモディティ化が進み、商品の機能や性能だけでは差別化しにくくなっています。そんな中で女性のココロをつかむには、機能的な価値だけでなく、「使ってみたい」「これ、好き」「私にぴったり」と感じてもらえる情緒的な価値や、女性の自己実現につながる価値に目を向けることが大切です。そこで今回は、女性のココロをつかむ商品・サービスを考える際のヒントとなる「幸せ」「選択」「共感」「共創」「ご褒美」「学び」の6つのキーワードをご紹介します。自社の商品・サービスを6つの視点から見直すことで、女性に支持されるために、これから磨くべき価値が見えてきます。
女性のココロをつかむ6つのキーワード
【幸せ】五感で感じる価値をつくる
商品の購入を検討する際、男性は機能や性能を比較し、より優れたものを選ぼうとする傾向があります。一方、女性は、その商品を持つことで自分がどのような気持ちになれるのか、どんな自分になれるのかをイメージし、幸せを感じられる商品を選ぶ傾向があります。女性にとって、機能や性能がどうでもいいというわけではありません。「この商品、なんかいいな」「好きだな」とココロが動いて初めて、機能や性能に目が向き、詳しく知ろうとするのです。「幸せ」は考えることではなく、感じることなので、データや言葉を駆使してロジカルに理解させようとするのではなく、視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚といった五感に訴えかけ、直感的に魅力を感じてもらえる表現の工夫が必要です。
【選択】自分に“ぴったり”を選べる
女性はライフスタイルや価値観が多様化し、同じ年代でも仕事や家庭の状況、暮らし方、大切にしていることなど、一人ひとり異なります。だからこそ、多様な選択肢の中から自分に“ぴったり”なものを選びたいと感じています。
一方で、情報があふれ、商品やサービスの選択肢が増え過ぎたことで、選ぶこと自体にストレスを感じる場面も増えています。調べれば調べるほど迷いが生じ、「本当にこれでいいの?」と不安になり、選ぶことに疲れて決断できず、結局購入に至らないということもあります。ただ選択肢を増やすだけでなく、自分に“ぴったり”なものを、ストレスなく納得して選べるようにサポートすることが重要です。プロの目線で選択を代行するサービスも、その一例です。商品そのものだけでなく、「どう選ぶか」まで設計することが、女性のココロをつかむことにつながります。
【共感】価値観を共有できるブランドへ
商品やサービスがあふれ、コモディティ化が進む現代では、「どの商品を買うか」だけでなく、「誰から買うか」が重視されるようになっています。同じものを購入するなら、共感し、応援したい企業や人から買いたいと思うのです。女性は、自分がよいと思ったことや感動した経験を人と分かち合いたい、共感されたいという欲求が比較的強いことから、共感を軸にしたマーケティングは、女性のココロをつかむうえで重要な手法です。
商品の機能や品質を伝えるだけでなく、企業やブランドがどのような思いで商品をつくっているのか、どんな未来を実現したいのかを伝えることが大切です。お客様がそのビジョンに「そうなれば私もうれしい」「応援したい」と共感すると、商品を購入するだけでなく、SNSや口コミを通じて誰かに伝えます。自分の好きなブランドを応援することが、自分自身の満足や自己実現にもつながるからです。
【共創】お客様と一緒にブランドを育てる
共感を生むだけでなく、お客様とともにマーケティング活動を行い、ブランドを育てていく「共創」という視点も重要です。お客様にとっても、ビジョンに深く共感するブランドや企業の商品開発、販売促進に関われることは、うれしい体験になります。自分の意見が反映された商品が世の中に出て、その商品が支持される。自分がよいと思う商品を人にすすめ、「教えてくれてありがとう」と感謝される。そうした体験は、個人ではなかなか得られない貴重なものです。自分の意見や発信がブランドの力になっていると感じられることは、自己実現にもつながり、ファン化を促します。
共創型のマーケティングでは、企業の視点だけでは見えにくいお客様の意見やアイデアを、商品やサービスの開発に直接活かすことができます。それによって、他社との差別化や競争優位性を高めるだけでなく、ブランドや企業を信頼し、応援してくれるロイヤルカスタマーを育てることにもつながります。さらに、企業が発信する広告や情報だけでなく、消費者の口コミやレビューが重視される今、お客様自身がブランドの魅力を伝えてくれる、強力な協力者になる可能性もあります。
【ご褒美】日常の中の“ちょっと贅沢”
女性の消費を考えるうえで、「ご褒美」は見逃せないキーワードです。ご褒美というと、誕生日やクリスマスなど特別な日を思い浮かべるかもしれません。しかし、女性にとってのご褒美は、特別な日だけのものではありません。「ストレスがたまった時」「仕事を頑張った時」「リフレッシュしたい時」なども自分にご褒美をあげたいタイミングになりうるのです。
ご褒美消費には、自分の頑張りを認め、癒したり、気分を切り替えたりするセルフケアとしての側面があります。そのため、高価であることよりも、「ちょっと贅沢」「非日常を感じられる」「使うと気分が上がる」といった情緒的な価値が重要になります。食べ物やファッション、化粧品だけでなく、旅行や美容などのコト消費もご褒美の対象になります。「毎日が誰かのご褒美の日」と考えれば、特別な商品を開発するだけでなく、既存の商品を「ご褒美」として選びたくなるように、パッケージやキャッチコピー、売り場の演出を工夫することもできます。
【学び】知ることが新しい価値になる
女性にとっての「学び」は、仕事のスキルアップや資格取得だけではありません。純粋に興味があること、好きなことを知ったり、何かに没頭したり、新しい自分を発見したりすることも含まれます。仕事や家事、育児に追われる日々の中で、自分のための時間を持ち、知識や体験を得る。そのプロセスそのものに価値を感じる女性も少なくありません。だからこそ、商品・サービスを「売って終わり」にせず、その背景や歴史、よりよい使い方、楽しみ方を知る機会を提供することが、ブランドへの愛着を育てることにつながります。知れば知るほど「もっと深く知りたい」「もっと楽しみたい」という気持ちが生まれ、それが新たな購買にもつながっていきます。
6つのキーワードで自社の商品を見直す
「幸せ」「選択」「共感」「共創」「ご褒美」「学び」。女性のココロをつかみ、ヒットしている商品・サービスを、この6つのキーワードに沿って分析してみてください。きっとこれらの要素を強く持っていると思います。業界問わず、ぜひ参考にしてみてください。ぞして、自社の商品・サービスを6つのキーワードに当てはめて分析してみてください。女性に選ばれている理由はどこにあるのか。まだ活かしきれていない価値はないか。そんな視点で見直すと、新しいマーケティングのヒントが見えてくるはずです。
【提供元】 株式会社女ゴコロマーケティング研究所
当社は、『女性マーケティング』と『女性活躍推進』は 両輪と考え、女性向け商品・サービス開発を成功に導くマーケティング活動のコンサルティングを行っております。主宰する「女性マーケター養成講座」では、発想力や企画力、プレゼンテーション力を高め、企業に貢献する人材を多数輩出。満足度98%、900名以上が受講した本講座のメソッドを書籍化した「ゼロからはじめる できるマーケターになるための最強レッスン」は、専門知識ゼロから自分の「感性」と「思考」を磨いてヒットを生み出せるマーケターになるための必読書です。本書のエッセンスをnote「ゼロから学ぶマーケティング」にて無料公開しています。
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