ACPの認知度、一般3割・医療従事者8割、「人生会議」のシンポジウム開催

厚労省は今月29日、人生会議(アドバンス・ケア・プランニング/ACP)を啓発するシンポジウムを一般向けに開催する。11月30日の「人生会議の日」に合わせたもので、人生会議の重要性や、日本における現状や医療現場での取組などについて、ディスカッションが繰り広げられる。

【出典】ACP会議

 

人生会議とは、もしもの時のために自らが望む医療やケアについて事前に考え、家族などや医療・ケアチームと繰り返し話し合い共有する取り組みのこと。医師や看護師など、人々の”人生の最終段階”に立ち会うことが多い医療・介護従事者の間では知られるようになってきたが、一般にはまだ浸透しておらず、「人生会議」の認知を聞いた厚労省の調査では、「知っている(「よく知っている」と「聞いたことはあるがよく知らない」の計)」と回答した医師は75%に対し、一般の人は27%だった。人生の最終段階における医療・ケアについて考えたことがあるのも医療・介護従事者に多く、8割前後に上る。一方で一般の人は5割にとどまる厚労省「令和4年度人生の最終段階における医療・ケアに関する意識調査の結果について(報告)」

シンポジウムはイイノホール(東京・千代田)で、18:00〜19:45。無料。詳細と申込みはこちら

 

 

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