ヘルスケア事業者向け、生成AI活用のガイドライン公表 JaDHA
JaDHA(日本デジタルヘルス・アライアンス)は18日、「ヘルスケア事業者のための生成AI活用ガイド」を公表した。生成AIを活用したヘルスケアサービスをユーザーが安心して利用できるよう、事業者向けに策定したもので、医療機器と医療機器プログラム以外のサービスを設計・開発・提供する際の注意事項を、次の4つの視点で整理してまとめた。
- 活用する基盤モデルの選定
- データの取り扱い
- 信頼性確保やユーザーへの説明
- ヘルスケア領域における規制
ヘルスケア領域は他領域と比べ要配慮個人情報の取り扱いが多く、不確かな情報がもたらす個人への影響が極めて大きいことが課題とされている。学術用語や専門用語が多い上に考慮すべき規制も多いことから、AI活用においては、社会的責任やリスクへの十分な配慮が必要と指摘されていた。
同ガイドラインは、主に特定モデルの開発者とサービス・プロダクトの提供者が対象だが、生成AIを初めて活用する初学者も参照できるよう、「生成AIの特徴」「生成AIのヘルスケア領域における動向」「国内外の関連制度の概要」など基本的な情報もまとめている。チェックリストも掲載。
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