国民医療費、46.6兆円で過去最高に 女性一人あたり37.4万円
厚生労働省は今月11日、2022年度の国民医療費は46兆6,967億円で、前年比3.7%増で過去最高を更新したと発表した。高齢化の進展が背景にあり、65歳以上の医療費が6割を占め、28兆1,151億円。年齢階級別・性別では、「15〜44歳」と「65歳以上」では女性の方が男性より高く、「0〜14歳」と「45〜64歳」では男性の方が高かった。
人口一人あたりの国民医療費は、女性全体は37万4,700円で、男性全体は37万2,700円。65歳未満の女性は21万2,800円、男性は20万6,200円、65歳以上の女性は71万9,400円、男性は84万9,600円だった。国民医療費は、保険診療の対象となる病気や怪我の治療で医療機関に支払われた費用の総額で、健康診断・検診、予防接種、正常な妊娠・分娩、美容整形など、傷病の治療以外の費用や保険診療の対象とらない費用は含まない。
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