「ロボット大賞」発表、介護・医療・健康分野の優秀賞はAIロボット活用のダンスプロジェクト 

第11回ロボット大賞」が発表された。経済産業省と日本機械工業連合会が、総務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、国土交通省との共催で実施しているもので、ロボット技術の発展や社会実装の促進を目的としている。応募は85件で、15件が受賞した。

「介護・医療・健康分野」で優秀賞を受賞したのは、障がいの有無や種類・程度を問わず全員が楽しめるダンスを実現する、AIロボットを活用したプロジェクト「スマーター・インクルーシブ・ダンス」。チームは、ムーンショット型研究目標3「活力ある社会を創る適応自在AIロボット群」のプロジェクトマネージャーを務める平田泰久教授(東北大学大学院工学研究科)、長寿医療研究センター、パラマウントベッド、Shiori。

 

ユーザーの体の傾きを検知する慣性センサや装着型モーションキャプチャシステムと、介護ロボットをつなぐネットワークシステムが特徴。ユーザーは体でロボットを動かすことができるため、進行方向や速度を制御するジョイスティックを使う必要がなく、両手を使った表現力豊かなダンスができる。インクルーシブ社会の実現を目指している点や、ユーザビリティが高く多くの人が利用しやすい点、VR環境や触覚提示技術を用いた視覚障害者への先進的な配慮などが評価された。ダンスを通じた感情表現や社会参加の促進は、リハビリや認知症予防にも寄与する可能性が期待されることも、評価ポイントに。一体、どんなダンスなのか?以下動画で見てみよう。

 

 

運営元

本メディアを運営するウーマンズは「女性ヘルスケア市場専門のシンクタンク」として、女性ヘルスケア事業の成長・変革を推進するマーケット情報を収集・分析・整理し、最新知見を企業様にご提供しています。「豊富な支援実績」「15年にわたる調査分析で蓄積した知見やノウハウ」「業界ネットワーク」を活かし、女性ヘルスケア事業を行う産学官の課題解決に取り組んでいます。最新レポートや新着セミナーのご案内、ヘルスケア業界の重要ニュースなど、ニュースレターで配信中。ぜひご登録ください!

「女性ヘルスケア」をテーマに、ビジネスカンファレンスの企画開催/BtoB展示会の企画開催/BtoCイベントの企画開催/業界人限定の交流会などを実施。多様な形で、企業動向や生活者動向に関する情報を集め、分析し、整理して、業界の皆さまに最新の知見をご提供しております

 

 

【編集部おすすめ記事】
最先端の生命科学、今知っておきたい遺伝子治療、不老長寿、キメラの現在地点
TOPPAN、ユーザビリティ配慮の「高齢者ICT支援アプリ」を自治体向けに提供開始
女性ヘルスケア白書 市場動向予測2024 〜健康トレンド・業界動向・女性ニーズ〜
マネタイズの可能性があるPHRサービス実証、7テーマを採択 〜セブンイレブンなど〜
経産省の概算要求2.3兆円、ヘルスケア領域の研究開発を強化、フェム事業も増額

PAGE TOP
×