プレコンの普及に向け、企業・自治体で5万人を養成 初の5ヵ年計画 子ども家庭庁
こども家庭庁は今月、「プレコンセプションケア」を広めるため初の5カ年計画をまとめた。性と健康に関する正しい知識の普及と相談支援の充実が目的で、今後5年間の集中的な取り組みとして次の目標を掲げた。
【1】性や健康に関する正しい知識の普及と情報提供
・企業や自治体で情報発信や啓発を行う人材を、5年後に5万人以上
・SNSを活用した情報発信やイベント開催などを通じ、若年世代のプレコンセプションケアの認知度を5年後に80%以上に
【2】相談支援の充実(一般相談)
・医療機関や専門家による相談支援体制の整備を図り、プレコンセプションケアの相談ができる窓口の認知を、5年後に100%へ
【3】相談支援の充実(専門相談)
・基礎疾患がある人がプレコンセプションケアについて相談できる医療機関の窓口を、5年後までに200以上設置
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