発言小町のエール賞は「19歳、余命宣告されました」
掲示板サイトの中でも特に良質な投稿が多いことで知られる読売新聞社運営の「発言小町」には、健康や美容、人間関係、夫や恋人のことなどさまざまな悩みが女性たちから寄せられる。発言小町は毎年末に「発言小町大賞」を実施しており、2019年のベストトピ賞、各部門賞には以下が選ばれた。
- エール賞
「19歳、余命宣告されました。これから…」 - ベストトピ賞
「孫を手放す勇気、背中を押してください」 - 気になるで賞
「なぜ人はパン屋でトングを持つとカチカチするのか(駄)」 - 令和らしいで賞
「AIにはできない職業(駄)」 - ほっこり賞
「おばあちゃんってなんで私がいつも腹ペコだと思ってるの?」 - お役に立てたで賞
「あの時結婚しなくてよかった!小町の皆さんありがとう!!」
エール賞を受賞したトピック「19歳、余命宣告されました。これから…」には、余命6ヵ月と宣告を受けた「パズルさん」が2019年6月25日に心境をつづっている。
6ヶ月って早いですよね。誕生日は3月だからもう来ないし、1つの目標だった成人の日も迎えられない。年も越せない。桜も見れない。オリンピックも見れない。楽しみにしてたんだけどな。もう3週間も何もせずに経ってしまいました。いいのか悪いのか薬や機械のおかげで辛くないからまだ実感もないです。死を目前にしたらいろんなことを悟るのかなって思ってたけど、そんなことないですね。今何をすべきなんだろう。身構えることなく今まで通りで何もしなくていいのかな。後悔しないかな。本当にもう終わりなのかな。(引用:発言小町)
パズルさんの投稿には、402件の応援コメント(=他者からのレス)が投稿されており、パズルさんはその後も10件の投稿を行っているが、2019年10月1日の投稿が最後となっている。パズルさんが無事年を越せていることを心から祈るばかりだ。
なお、2018年の「発言小町大賞」でベストトピ賞を受賞したのも余命宣告に関する投稿「癌で余命宣告、妻は亡くなる2週間前まで仕事」というトピックだった。
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