日本人の3大死因と、男女別の死因ランキング上位10(2021年公表)
※最新の情報はコチラへ 「2023年公表、日本人の死因ランキング、男女別・年齢別」
厚労労省は今月10日、2020年の人口動態統計(確定数)を公表した。出生数・死亡数・婚姻件数・離婚件数についてまとめたもので、その中で、男女別の死因順位も掲載している。
日本の死因順位(2020年)
以下の円グラフは、日本の2020年の死因の構成割合と、全体の死亡総数に占める割合を示したもの。昨年の3大死因は「悪性新生物」「心疾患」「老衰」だった。なお昨年の新型コロナウイルスによる死亡数は3,466人。
- 1位:悪性新生物(27.6%)
- 2位:心疾患(15.0%)
- 3位:老衰(9.6%)
- 4位:脳血管疾患(7.5%)
- 5位:肺炎(5.7%)
- 6位:誤嚥性肺炎(3.1%)
- 7位:不慮の事故(2.8%)
- 8位:腎不全(2.0%)
- 9位:血管性等の認知症(1.5%)
- 9位:アルツハイマー病(1.5%)
男女別の死因順位(2020年)
女性の死因順位トップ10
- 1位:悪性新生物(23.6%)
- 2位:心疾患(16.0%)
- 3位:老衰(14.5%)
- 4位:脳血管疾患(7.9%)
- 5位:肺炎(5.0%)
- 6位:誤嚥性肺炎(2.7%)
- 7位:不慮の事故(2.4%)
- 8位:アルツハイマー病(2.0%)
- 8位:血管性等の認知症(2.0%)
- 8位:腎不全(2.0%)
男性の死因順位トップ10
- 1位:悪性新生物(31.3%)
- 2位:心疾患(14.0%)
- 3位:脳血管疾患(7.1%)
- 4位:肺炎(6.4%)
- 5位:老衰(5.1%)
- 6位:誤嚥性肺炎(3.5%)
- 6位:不慮の事故(3.1%)
- 8位:腎不全(2.0%)
- 9位:自殺(1.9%)
- 9位:慢性閉塞性肺疾患(COPD)(1.9%)
死因別死亡率の年次推移
昭和22年以降の死因別死亡率の年次推移をみると、「悪性新生物」の死亡率は昭和56年以降、死因の第1位となっている。「心疾患」は昭和 60 年に脳血管疾患にかわり第2位となり、死亡数・死亡率ともに増加傾向が続く。「脳血管疾患」はかつて死因1位であったが、医療技術の進歩により昭和45年をピークに減少し、昭和60年には心疾患にかわって第3位に。その後は減少と増加を繰り返しながら減少傾向が続いている。「老衰」は近年急激に増加し2018年は初めてトップ3にランクイン。今回で3年連続の3位となった。
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