医療現場での生成AI導入・利用促進に向け、ガイドライン策定 HAIP

医療AIプラットフォーム技術研究組合(HAIP)は今月2日、「医療・ヘルスケア分野における生成AI利用ガイドライン」を公開した。厚生労働行政推進調査事業費補助金で採択された同組合の研究の成果としてまとめたもので、医療機関や薬局で生成AIを利用する人や生成AIの開発に携わる人に向け、ガイドラインとして策定した。

医療AIプラットフォーム技術研究組合

【出典】医療AIプラットフォーム技術研究組合

 

急速に普及する生成AIは、医療・ヘルスケア分野での応用も期待されており、医療現場が抱える人材不足などの課題を解決する有望策として注目されている。だが生成AIは、プロンプトが再学習に利用されることによる情報漏えいや、アウトプットに著作権侵害や差別的表現、不正確な情報が含まれるといったリスクがあることから、医療情報を取扱ったり、不正確な情報で診療した際の影響が大きい医療・ヘルスケア分野では、導入・利用が進まないことが懸念されている。そこで、医療現場における生成AIの導入・利用促進に向け、医療・ヘルスケア分野で特に注意を払うべきリスク(法令遵守、正確性、プライバシーなど)と合わせ、個人・組織・開発者それぞれが注意すべきポイントや対策例を図解でまとめた。

 

 

【編集部おすすめ記事】
女性ヘルスケア白書 市場動向予測2024 〜健康トレンド・業界動向・女性ニーズ〜
AIによる「おすすめ機能」、女性消費者はどう感じている? 年齢で顕著な差(10〜80代)
女性のヘルスケアアプリ、利用目的ランキングと利用をやめた理由
創薬・医療領域で今注目の企業は? 東洋経済が選出する2024年の “すごいベンチャー”
売れるフェムテックの「開発」と「販売戦略」 17の障壁と対策

 

PAGE TOP
×