若者に急増中、急性内斜視 

若い世代で急増しているのが、急性内斜視。左右どちらかの視線が内側に向かっている状態のことを指し、内斜視のうち突然発症するものを急性内斜視と呼ぶ。以前は症例数が少なかったが、ここ数年で患者数は増えているという。

静岡県の浜松医科大学では、年間2~3人ほどだった急性内斜視の患者数が、3年前から10代を中心に10人前後と3倍ほどに急増。引用:FNN PLIME

複視(ものが2つにだぶって見える症状)の症状が出たり、他人に寄り目になっていることを指摘されて内斜視に気づく。まだ因果関係ははっきりしていないが、若い世代に急性内斜視が増加している理由としてスマホ利用時間の長さが指摘されている。2016年にスマホと内斜視に関する論文が韓国から発表され、日本弱視斜視学会は、デジタルデバイスと亜急性後天性内斜視の関連について現在調査を行っている。最近はタブレットやスマホを子どもに持たせる親が増え、学校でもタブレットの導入が進んでいる。利用時間や利用方法にはくれぐれも注意したい。

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斜視治療のストラテジー ~症例検討で学ぶエキスパートの思考と対処法~

 

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