サブカル系女子の特徴(1/3)
自分の趣味やセンスに独特なこだわりを持つ「サブカル系女子」。多くの女性が意識する「トレンド」「モテ」「女性らしさ」「みんなと一緒」などには興味関心が薄いが、考え方、ファッション、メイクなどにおいて独自の世界観を持っている。
目次
サブカル系女子とは?
サブカル系女子の意味
「サブカル系女子」とは、サブカルチャーを愛好する女性のこと。サブカルとはサブカルチャーの略語で、アニメ、ゲーム、音楽、映画、文学、アート、ファッション、アイドル、特撮などコアなファンが多いマイナーな文化のことをいう。
たとえば同じバンド好きでも、メジャーデビューしているバンドではなく、インディーズバンドが大好き。絵画なら現代アート、映画ならミニシアター系など、王道からちょこっと外れたジャンルが好きで「玄人好みのもの」「マニアックなもの」に強く心惹かれるというとわかりやすいかもしれない。そのため、人気がなかったものが一躍注目を浴びだすと、興味を失うことも少なくない。たとえば、売れない頃から応援していたインディーズバンドがメジャーデビューを果たした途端に、ファンをやめることもある。みなが価値に気づいて注目し始めたものには、もはや関心がなくなるのがサブカル系女子の特徴といえる。
サブカル系女子のイメージ
サブカル女子は周囲の目をあまり気にしておらず、「流行」「男受け」「モテ」などへの関心が薄い。また人とは違うもの、個性的なものなどに惹かれやすいため、メディア露出が多く、世の中にすでに広く知られているものに対してあまり興味を持たない。サブカル系女子に対する一般的なイメージ(特徴)は他にも色々あるが、具体的に簡潔に理解するなら、以下2つのコンテンツがおすすめ。
一つ目はロックバンド「キュウソネコカミ」の、サブカル女子を題材にした楽曲「サブカル女子」。歌詞には「黒髪ボブヘア」「ダテ眼鏡」「アルバイトをしてアジアやインドへ、ツアーを組まない気ままな旅をする」など、サブカル女子のイメージがコミカルに描かれている。
二つ目は大東建託が公開している以下のwebムービー。ムービーに登場する「SNS 系彼女」「サーフ系彼女」「サブカル系彼女」「原宿姫系彼女」を比較すると、「サブカル系女性」のイメージがつかめる。
サブカルチャーとは
サブカルチャーとは、多数派に支持される支配的な文化(メインカルチャー)に対して、少数派に支持される文化のことをいう。一部の人だけが支持していて、ファン層が比較的薄いジャンルのものになる。ただし近年はサブカルチャーを愛好する若者が増えていることもあり、単純に多数派・少数派という言葉だけで定義するのは難しいという考え方も出てきている。
サブカルチャーと類似する言葉に、カウンターカルチャーという言葉がある。カウンターカルチャーとは、サブカルチャーの中でも既存の価値観に対抗する(counter)という意味合いの強い、挑戦的な文化のことを指す。敵対的文化(アドバーサリー・カルチャー、adversary culture)と呼ばれることもある。1960年代後半に、アメリカでベトナム戦争に反対する若者たちの間で広がった大衆文化で、既成文化や価値観に対する反抗運動として始まった。社会運動(ムーブメント)の一種であり、当時流行したヒッピーカルチャーもカウンターカルチャーの一つである。
サブカルチャーも、もとはメインストリームではないことを強調する社会の動きだったが、現在のサブカルチャーには、そこまでの強い意味合いはない。知っている人が少ない、マニアが多いジャンルという、軽い意味合いで使われることが多くなっている。