データヘルス改革とは?2020年に実現する8つのサービスと工程表(2/4)
データヘルス改革で国民に提供される8つのサービス
データヘルス改革では、提供が可能になるサービスとして以下の8つを掲げている。
1.保健医療記録共有サービス
初診時など、医療関係者同士が患者の情報を共有できるサービスを構築する。過去の特定健診情報のほか、診療情報、処方情報、服薬情報を全国的なネットワークでつなぐ構想だ。2020年度の稼働を目指し、実証実験(福岡・佐賀エリア)が進行しているほか、2018年12月から「医療等分野情報連携基盤検討会」で、クラウドサービスの在り方について議論している。
2.救急医療情報共有サービス
医療的ケア児の救急時などに医療関係者が患者の情報を共有できるサービス構築を目指す。予想外の災害や事故の遭遇時の活用も想定する。
3.健康スコアリングサービス
健保組合加入者の健康状態を点数化し、経営者に通知する。予防・健康増進の取り組み状況も含めることで、企業の健康増進への取り組みを後押しする。
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4.データヘルス分析サービス
医療保険や介護保険などでそれぞれ保有されている情報を連結し、分析可能なデータベースとする。予防策の研究や効率的な医療提供体制の構築にもつなげる。