「糖は悪者」のイメージを払拭したい 三井製糖の取組み

健康志向の定着と共に広がった「糖質は“悪”」というイメージ。三井製糖(東京・中央)は、そのイメージを払拭すべく「食事(特に糖質)をゆっくり吸収させて、元気で健康な体を創る」という発想 “スローカロリー” に注目した「パラチノース(※1)の適糖食」を販売する。伊勢丹新宿店本館地下1階で5月14日から5月29日までの期間限定。

出典:三井製糖

糖質の量ではなく性質に着目し、甘さや味わいなどの風味はそのままに、同社のパラチノースを取り入れたスイーツや惣菜を販売する。これら商品は同社が推進する「スローカロリープロジェクト(※2)」の一環でもあり、糖質の15%以上がパラチノース。同プロジェクトでは、スローカロリーの啓発活動・普及活動を行っている。

(※1)パラチノース
パラチノースとは、砂糖と同じ二糖類で一般名称はイソマルツロース。1984年に同社が世界で初めて商品化に成功した。自然界では蜂蜜にも含まれる糖質で、砂糖を原料として酵素の作用により作られる。パラチノースは砂糖と同じ4kcal/gだが、小腸での分解速度が砂糖に比べて約1/5と遅く、ゆっくり消化吸収されるため従来の糖質とは異なる性質を示す。医療・スポーツ関連商品をはじめ、一般の食品・飲料などに幅広く使用されている。同社は、約30年間にわたり研究・開発を行っている。パラチノースは三井製糖株式会社の登録商標。

(※2)スローカロリープロジェクト
スローカロリープロジェクトとは、多くの人に「食事(特に糖質)をゆっくり吸収させて、元気で健康な体を創る」スローカロリーの考え方を実践してもらえることを目標とする活動。スローカロリーの啓発活動と、製品開発支援および普及活動を行っている。

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