購入に「正当な理由」が必要な女性消費者

スキンケア、メイク、ダイエット、ファッション、ギフト、結婚している女性なら家事・育児関連など、男性と比べてちょこちょことお金をつかう場所・機会が多い女性たちは、頻繁な支出に罪悪感を感じやすい。特に、十分すぎるほどモノに囲まれている現代はなおさらだ。そんな罪悪感と「欲しい!」の葛藤の間で女性たちが考えるのは、自分の中の“購入ボタン”にスイッチを入れるための正当な理由だ。正当な理由とは、例えば…。

  • ショッピング中にたまたま入ったキッチン用品店で、ある食器に一目惚れ。「似た形のお皿を持ってるから、これは買う必要ないかな。でも、家にあるお皿は大きな焼き魚が入らない。このお皿は“焼き魚”用として持っておこう!」→購入
  • TV-CMで美顔器を見かけた。「この美顔器なら輪郭の悩みを解決できるかも!ん〜でも3万円は高い…。でもでも。将来、美容整形でリフトアップすることになったら数十万円するし失敗のリスクも怖い。それに比べたらこの美顔器は安いしコスパ良し!」→購入
  • 「ラグジュアリーなホテルで今週末を過ごしたいけど、贅沢かな…。でも、年に一度の自分の誕生日で特別な日だから“自分ご褒美”として、いいか!」→利用

このように自分なりの「お金をかける正当な理由」を見つけると、罪悪感は消えて購入に踏み切ることができる。

「買いたい・欲しいけど、お金を使うことに抵抗を感じてしまう」そんな微妙な女ゴコロを理解するだけでもマーケティングのヒントは見えてくる。「女性たちの罪悪感を払拭する」という視点で商品・サービスをアピールしてみるのはどうだろう?

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