ルネサンス×大阪国際がんセンター、病室のテレビで「運動チャンネル」放映開始 がん患者のフレイルを予防
スポーツクラブや介護リハビリ施設を全国展開するルネサンスと、大阪国際がんセンターは共同で、同センターに入院中のがん患者に向けた「運動チャンネル」を開設した。患者が病室のテレビから運動プログラムを視聴できるもので、体力維持や退院後の生活改善を図る。
がん治療に伴う入院では活動性が低下し、筋力や体力が衰えることで退院後のQOLが低下するといった懸念がある。こうした課題に着目したのが同チャンネルで、入院中に運動習慣を身につけてもらい、退院後の継続にまで繋げるのが目的。特徴は、多職種の協働で病室でも安全に行える運動を設計した点。リハビリテーション科医師や理学療法士、看護師、がん専門運動指導士などが協力し、椅子やベッドでも無理なくできる運動を映像化した。
【編集部おすすめ記事】
■「がんの統計2025」公表、男女別・部位別の罹患数と死亡数
■聖マリ×シンバイオシス女性がん死亡1位「大腸がん」早期発見に向けた研究
■日本女性の全がん罹患率、世界70カ国・455地域別のランキングサマリー
■がんになったら食事で気をつけることは?患者の栄養治療ガイドライン
■バーチャル大腸内視鏡検査、利用者の9割が女性