健康に自信がないと女性の昇進意欲は低下、顕著な相関関係(20〜40代)
昇進意欲は年齢とともに低下する。この傾向は男女ともに見られ、女性においては「妊娠・出産・育児・子育て」と「仕事」の両立困難が拍車をかけていることは、すでに広く認識されている課題だ。一方で、「昇進意欲」と「健康認識」にも相関関係があることについては、知らない人も多いかもしれない。
内閣府の「男女の健康意識に関する調査(令和5年度)」では、男女ともに20〜40代のいずれの年代においても、自分を「健康だと思う」人よりも「健康でないと思う」人の方が「現在より上の役職に就きたい」と考える人の割合が低かった。女性の昇進意欲を高めるには、妊活や育児と仕事の両立支援に留まらず、心身の健康力を引き上げることも重要なカギだと言えそうだ。
【編集部おすすめ記事】
■産業別の女性の管理職割合、女性就業者が多い産業が上位に
■未就学児の育児をしている女性は何歳代に多い?
■女性の健康意識・健康行動・ヘルスリテラシーがわかる記事、33選
■女性就業率53.2%で過去最高 育児・介護で離職した女性22.1万人
■【レポート】売れるフェムテックの「開発」と「販売戦略」 17の障壁と対策
■女性のライフコースアプローチとは? 健康施策の基盤として国内外で本格始動