デジタルサイネージ広告、どこで見た?印象に残ったものは? 10〜70代の男女1万人を調査
デジタルサイネージ広告の市場が急成長し、デジタルサイネージを設置する店舗や施設が増えているが、実際のところ、広告はどれだけの人に認識されているのか?また、広告を見た人の意識・行動に、何か変化は起きるのか?調査会社のマイボイスコムが調査を実施した。
目次
デジタルサイネージ広告を見た場所、最多は「スーパー」
調査は今年5月に、10〜70代の男女11,765人に実施。直近1年間に、店頭・店内でデジタルサイネージ広告を見た人は、「見たことがある」「見たことがあるような気がする」を合わせて6割強に上った。どこで見たのか尋ねたところ(複数回答)、トップ3は「スーパー」「コンビニエンスストア」「ショッピングモール」だった(男女計)。
- 1位:スーパー(50.1%)
- 2位:コンビニエンスストア(34.8%)
- 3位:ショッピングモール(24.0%)
- 4位:ドラッグストア(21.8%)
- 5位:家電量販店(20.8%)
- 6位:ホームセンター(11.1%)
- 7位:デパート(10.3%)
- 8位:映画館、カラオケなどレジャー施設(8.3%)
- 9位:ディスカウントストア(7.3%)
- 10位:ガソリンスタンド(6.9%)
- 11位:飲食店、喫茶店など(5.9%)
- 12位:衣料品店(3.8%)
- 13位:スポーツジム、フィットネスクラブ(2.7%)
- 14位:美容院、理容室(1.5%)
- 15位:その他、覚えていない(13.9%)
- 16位:無回答(0.4%)
どこにあるデジタルサイネージ広告が印象的?
デジタルサイネージ広告は、どこに置くと有効なのか?そのヒントとなる質問もした。「印象に残ったり興味を持ったデジタルサイネージ広告はどこにあったか?」と聞いたところ、「店内(19.3%)」「店の入り口(15.4%)」「商品の近くや陳列棚近くに設置されたもの(14.8%)」が上位を占めた(男女計)。
広告を見た後に「商品・サービス・メニューに関心を持った」、約2割
続いて、デジタルサイネージ広告を見た人に、広告を見た後の意識・行動を聞いたところ、最多は「広告で見た商品・メニューに興味を持った」が17.2%だった。2位以降の「お店で、広告で見た商品を見た・手に取った(6.7%)」「店内で探した(6.5%)」などは全て1割を切ったものの、一定の広告効果は見込めることがわかった(男女計)。
女性の声、印象に残ったデジタルサイネージ広告や要望
デジタルサイネージ広告で印象に残ったものや、あったら良いと思うものを尋ねた質問では、女性から次の声が上がった。
- 美容院の施術台で流れていた、ヘアオイルの紹介動画が印象に残った(女性32歳)
- 店の売れ筋商品とかランキング出してくれたら面白い(女性37歳)
- 飲食店の入り口にメニューを写真付き、値段入りで表示されていたら、初めて入る店でも情報がわかり、イメージしやすい(女性56歳)
- ガソリンを入れているときに次のキャンペーンの告知やグッズの紹介は特に気にして見ている。少しでもお得をゲットしたいという気持ちがそうさせています(女性66歳)
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