「症状が出なくてもケア」は女性 「出てからケア」は男性、手指のケア行動1万人調査
人の指先を見て「清潔感がある人だ」と感じることもあれば、「不潔そう」と思った経験は、誰しも一度はあるはず。1万人調査では約2人に一人が他人の清潔感を指先で判断しているというから、第一印象に与える影響は大きい。もはや身だしなみの重要パーツと言えるが、そんな指先のケアは、男性より女性の方が意識は高いようだ。小林製薬が手・指先のケアに関する調査を実施した。
他人の「清潔感」を判断するのはどこ?
調査は今年9月に20〜69歳の男女1万人に実施。「他人に対し”清潔感がない”と、どこで感じるか?」と聞いたところ、トップ5は「髪(フケ・長さ)」「ニオイ」「口元(ヒゲ・歯)」「服装」「指先(爪の長さ・荒れ・汚れ)」。約半数が人の指先で清潔感の有無を判断していることがわかった。
爪まわりの角質荒れ、男性<女性
続いて、「1年以内に爪まわりの角質を感じたことがある」と回答した1,226人に着目。内訳を見ると、全年代で女性の方が症状経験率が高く、特に40〜50代の中年層で目立った。
手荒れの原因は何だと思う?女性は「水仕事」
続いて、手の荒れの原因を尋ねた。最多は男女ともに「乾燥」。女性の方が水仕事の機会が多い傾向にあるためか、「水仕事」を挙げたのは女性に多かった。
「症状が出なくてもケア」は女性、「出てからケア」は男性
続いて、手指をケアするタイミングを尋ねた。男女ともに最多は「皮膚のカサつきを感じたら」で6割。顕著な性差が見られたのは「症状がなくてもケアする」で、男性24.3%に対し女性は40.6%に上った。反対に男性が女性を上回ったのは「皮膚が硬くなっていると感じたら」で、女性20.5%で男性は31.6%。症状の有無に関係なく、日常的にケアする行動意識は女性の方が高いことがわかった。
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