新型コロナウイルス終息後の経済シナリオ

新型コロナウィルスの終息が全く見えてこない中、多くのビジネスパーソンにとって大きな関心ごとの一つは、終息後の経済の行方ではないだろうか。

今回の景況感悪化・需要の落ち込みは、過剰債務・過剰投資によって引き起こされた日本のバブル崩壊やリーマンショックとは異なる。今の世界的なこの状況は「ウイルス(コロナショック)」によるものであるため、終息すれば、社会経済の立ち直りも早いと考えるのが一般的であろう。しかしそれは楽観的な見方であり、日に日に悪化する今の状況を踏まえると、長期化した場合のリスクを今から視野にいれておく必要がありそうだ。

日々世界各国が、手探り状態で対応策・解決策を模索し、さらに情報が世界規模で錯綜する中、どの国・機関・企業・専門家による見通しの精度が高いのかは判断できないが、終息後の経済について参考にしたいレポートがある。

(公)国際通貨研究所「新型コロナウィルス鎮静化後のシナリオ(京都橘大学教授 佐久間浩司氏)」は、終息後の社会経済のシナリオについて端的に分かりやすくまとめているのでぜひチェックを。同レポートは次の言葉で締めくくられている。

唯一、恐れる下振れシナリオは、今回の中国の社会混乱が、国内での政権の正統性への疑念につながったり、過剰債務問題に飛び火してしまうことだ。特に後者が起こると、グローバルなデフレすら視野に入ってくる。論理的に飛躍があるので、あくまでリスクシナリオである。引用:国際通貨研究所「新型コロナウィルス鎮静化後のシナリオ」

 

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