20~34歳女性のヘルスリテラシー分布

一般的にヘルスリテラシーには以下の傾向が見られる。

  • 学歴が高い人は、低い人よりもヘルスリテラシ―が高い
  • 富裕層は、貧困層よりもヘルスリテラシ―が高い
  • 女性は、男性よりもヘルスリテラシーが高い

例えば2月27日に公開した以下の記事で述べた通り、特定健診の結果を見ても女性の方が男性よりも結果が良いことがわかる。これも、女性のヘルスリテラシーが高いことが要因の一つとして挙げられる。

では女性だけを見た場合、ヘルスリテラシーはどのような分布がみられるのか?その参考になるのがニッセイ基礎研究所によるレポート。「女性のヘルスリテラシーと疾病不安、不妊症検査・受診の動向」。「年齢別(20~34歳までを3区分)」「ライフステージ別」「理想とするライフコース別」で女性のヘルスリテラシー度合を確認できる。例えば「理想とするライフコース別」のヘルスリテラシーについては、以下のことが明らかになった。ヘルスリテラシーが高いライフコースは、仕事と子育てを両立している女性と、結婚・出産後に退職ししばらくしてから再度就職する女性だという。

概ね、両立(結婚し、子どもを持つが、仕事もする)、再就職(結婚し、子どもを持つが、結婚あるいは出産の機会にいったん退職し、子育て後に再び仕事を持つ)で高く、次いでDINKS(結婚するが子どもは持たず、仕事をする)の順に高く、結婚・出産退職(結婚し、子どもを持ち、結婚あるいは出産の機会に退職し、その後は仕事を持たない)やシングルで低い傾向があった。引用:ニッセイ基礎研究所「女性のヘルスリテラシーと疾病不安、不妊症検査・受診の動向」

他、ヘルスリテラシ―の高い女性が身近に感じる疾患と、ヘルスリテラシ―が高くても身近に感じない疾患についても掲載。⇒【詳細】「女性のヘルスリテラシーと疾病不安、不妊症検査・受診の動向」(ニッセイ基礎研究所)

 

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