日本のオーラルヘルスケア技術、アジアへ 経済産業省
経済産業省は今週、タイとマレーシアでオーラルヘルスケアセミナーを開催する。本イベントでは、日本の歯科専門家からQOL向上のためのオーラルヘルスケアの重要性を伝えるとともに、日本製オーラルケア製品の紹介を行う。
背景には、日本のオーラルヘルスケアの取組をアジア各国に共有することで、アジア各国のQOLを高めるとともに日本の優れたオーラルケア技術を国際展開したい狙いがある。日本においては1989年に開始した8020運動によって、80歳で20本以上の歯を保つ人は2016年に50%を超えた。日本のオーラルケア製品は、消費者の高い関心と品質要求に鍛えられ、歯周病やむし歯の予防などの機能も優れている。
本イベントでは、現地保健省、歯科医療関係者、流通関係者、メディアなどを招待し、日本からは歯科医・歯科衛生士、オーラルヘルスケア製品メーカー、厚生労働省、経済産業省が参加し、日本におけるオーラルヘルスケア意識の高さとそれを支える製品の紹介を行うセミナー・交流会を実施する。
また、現地の歯科衛生士など歯科関係者に対して、日本のオーラルヘルスケアの活動を紹介する。こうした取組を通じ、オーラルケアの必要性・日本製品の優位性について、消費者への浸透を図る。
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