血液不足は深刻な社会問題に 7月は「愛の血液助け合い運動」月間

7月は「愛の血液助け合い運動」月間。少子高齢化や若年層の献血離れにより、輸血などに必要な血液不足が懸念されている。といっても、いまいち「どれほど深刻な問題なのか?」は実感しづらいかもしれない。昨年話題になった書籍「未来の年表(講談社現代新書)」に掲載の以下記述を読むと、血液不足が深刻な社会問題になりつつあることを理解できる。

これまでは10~30代の献血によって血液供給が担われ、50歳以上がこれを利用してきた。(略)少子高齢化が進めば、血液製剤を使用する患者は増え続け、献血できる若者の絶対数は減っていく。(略)輸血といえば、交通事故など緊急時の手術に使われることをついついイメージしがちである。ところが実際には、怪我などに使われるのは、わずか3.5%程度にすぎないという。(略)約80%は、がんや心臓病、白血病などの病気の治療に使用されるのである。(略)日本人の2人に1人ががんを患うといわれていることを考えれば、高齢社会を迎えて輸血用血液の需要は大いに高まることが予想されよう。(「未来の年表 人口減少日本でこれから起きること(講談社現代新書)」pp.85-86)

血液製剤は長期保存ができないため、年間を通して安定的な確保が重要となる。厚生労働省、都道府県および日本赤十字社は、7月を「愛の血液助け合い運動」月間とし、重点的に献血への協力の呼びかけを行う。

出典:厚生労働省

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