地場産業でフェムテック、地元企業と女性アドバイザーの共同開発プロジェクトを始動 愛知県

愛知県が、フェムテック商品の企画・開発を行う女性アドバイザーの育成に乗り出した。同県東三河地域の企業と女性アドバイザーをマッチングし、地場産業を活かしたフェムテック商品の開発につなげるのが狙いで、「東三河フェムテック産業推進事業」として、5月にプロジェクトを始動。これまでに、フェムテック領域の起業家や専門家によるセミナーを実施してきた。

東三河フェムテック産業推進事業

【出典】愛知県(同事業のプロジェクトロゴ)

 

アドバイザー志望の女性を育成する研修「フェムテック商品開発アドバイザー育成研修会」は、先月27日に始まった。東三河に在住・在勤の女性限定で、大学生、主婦、事業経営者、企業に勤める人など、10〜50代まで40名以上が参加。商品の企画・開発に必要な知識を習得しながら、ワークショップではペルソナの設定やビジネスモデルを設計する。研修は全3日間で、最終日の9月末にはフェムテック商品の開発アイデアなどを発表。最終的に15名程度の女性アドバイザーが選出され、プロジェクトの参画を希望する地元企業とのマッチングが行われる。現在、繊維企業や食品企業などが手を挙げているという。共同開発した商品の上市は2025年度以降を予定しており、途中経過はSNSやウェブサイトを通じて随時発信する。

 

【出典】愛知県(フェムテック商品開発アドバイザー育成研修会の初日の様子)

 

東三河地域は全国有数の農業産出額や製造品出荷額を誇るものの、強みを活かしきれていないという課題を抱えており、地域ならではの特色を活かした新たな価値創出を目指している。若年女性の大都市圏への転出超過も課題で、地域の女性が魅力ややりがいを感じ地元で活躍できる産業分野を創出したいとの考えから、同事業が立ち上がった。地場産業×フェムテック、どんな商品が生まれるのか?注目が集まる。

 

 

 

売れるフェムテックの開発と販売戦略  17の障壁と対策

\フェムテックビジネス特有の、多くの事業者に共通する「失敗パターン」と「対策」/
フェムテックの一大ブームが後押しとなり、言葉の認知は生活者の間でも業界の間でも広く進みました。先行していたスタートアップのみならず、最近は大手や中堅企業による商品投入も相次いでいます。一方で、期待していたほど売上が伸びず早々に撤退を決めた事業者の存在も顕著になり、業界内では、”話題性の高さ”と”売り上げ”に相関がないことを実感している人が増えているのも事実です。この市場に商機は本当にあるのかー?すぐに軌道に乗る事業者と、失敗に終わる事業者(撤退・解散・休止など)の違いはどこにあるのかー?レポートにまとめました。詳細・レポートのお申し込みはこちらフェムテックレポート ビジネスモデル、需要性、課題

 

 

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