なでしこ銘柄の評価項目に「フェムテックの活用」を新たに追加 女性従業員の健康支援促進に
経産省と東京証券取引所が共同で、女性が活躍できる職場づくりを進める上場企業を選定する「なでしこ銘柄」の募集が始まった。今回の選定にあたっては、女性従業員の健康支援の取り組み状況に関する項目を切り出し、「フェムテックの活用」に関する評価項目などを新たに加えた。以下が、女性の健康支援に関する評価項目。
- がん検診を含む、婦人科健診・検診への金銭補助や有給の特別休暇の付与を行なっている
- 女性特有の健康関連課題に対応可能な企業内や外部の相談窓口の設置
- 女性の健康づくりを推進する部署やプロジェクトチームを設置している
- 女性専用の休憩室を設置している
- 女性特有の健康課題に対するフェムテック等を活用した支援の提供
- 女性の健康に関する全従業員を対象とした研修を実施している
- 1以外に女性特有の健康課題に対する就業時間認定や有給の特別休暇付与の制度を設置し、制度の利用を促進する取り組みをおこなっている(生理休暇、不妊治療や更年期症状のための通院など)
- その他
女性の健康支援策に関する評価項目を拡充したのは、企業の女性従業員の健康支援促進が狙い。経産省が今年2月に、女性特有の健康課題による社会の年間経済損失を3.4兆円と試算し、企業が女性の健康課題に取り組む必要性が浮き彫りとなったことが背景にある。選定に関する詳細など、応募要領はこちらに掲載。
売れるフェムテックの開発と販売戦略 17の障壁と対策
フェムテックの一大ブームが後押しとなり、言葉の認知は生活者の間でも業界の間でも広く進みました。先行していたスタートアップのみならず、最近は大手や中堅企業による商品投入も相次いでいます。一方で、期待していたほど売上が伸びず早々に撤退を決めた事業者の存在も顕著になり、業界内では、”話題性の高さ”と”売り上げ”に相関がないことを実感している人が増えているのも事実です。この市場に商機は本当にあるのかー?すぐに軌道に乗る事業者と、失敗に終わる事業者(撤退・解散・休止など)の違いはどこにあるのかー?レポートにまとめました。詳細・レポートのお申し込みはこちら。
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