TikTok×WHO、信頼できる健康情報の流通で人々を健康に 1年間のパートナーシップを締結
子どもや若者の精神衛生への悪影響から、各国でSNSの利用規制や規制に向けた議論が進むなか、SNSプラットフォーマーのイメージや役割は、徐々にポジティブなものへと変化するかもしれない。
TikTokとWHOは先月末、1年間のパートナーシップを締結し、人々のヘルスリテラシー向上や健康行動促進に向け、信頼できる健康情報を提供する取り組みを強化すると発表した。
今やSNSは健康に関する行動や決定に影響を与える重要な情報源となっているものの、世界的な誤情報の増大が問題となっている。世界で10億人のユーザーを抱えるTikTokは、人々の健康にプラスの影響を与えることを目指しており、両者が信頼できる健康コンテンツを広める活動を強化することで、SNSを通じて人々の健康意識を高めたり健康力やウェルビーイング向上を図りたいとしている。
始動にあたりWHOの主任研究員Jeremy Farrar氏は、次のように述べている。「このコラボは、プラットフォーマーがより社会的責任を果たすための転換点となる。TikTokやその他の企業と協力することで、人々が信頼できる情報にアクセスできるようにしたい」(WHO「WHO and TikTok to collaborate on more science-based information on health and well-being」)。
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