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国循×成和会、超高齢社会の“心リハ”を構築 心疾患の「急性期」と「回復期」の連携に向けた協定

国立循環器病研究センター(大阪・吹田)と医療法人成和会(大阪・茨木)は今月10日、心臓リハビリテーションにおける急性期と回復期の最適な連携方法を構築するための協定を締結した。急性期治療を担う国循と、回復期のリハビリ治療を提供する成和会北大阪ほうせんか病院が連携し、医療機能を有効活用するモデルの構築を目指す。

心臓リハビリテーションに関する最適な連携方法を構築するための協定

【出典】SF豊泉家(2者の連携協定締結式の様子)

 

高齢化に伴う循環器疾患の患者の増加で、急性期の治療後のリハビリニーズが増大していることが背景にある。一般的に心疾患患者の多くは急性期の治療が終わると退院して自宅に戻るため、急性期病院と回復期リハビリテーション病院との治療連携は十分には行われていない。近年、急性期病院から直接自宅へ退院できない心疾患患者が増加傾向にあることから、急性期病院と回復期リハビリテーション病院との間で連携の必要性が高まっている。だが、標準的かつ効果的な連携方法は未だ十分に検討されておらず、手探り状態にある。こういった課題を踏まえ2者は、医療機関間連携のロールモデルを構築するとともに、全国の医療機関に展開したい考え。急性期から回復期まで一貫した心臓リハビリの効果的な実施方法や、患者アウトカムの評価に関する共同研究を進めするとしている。

 

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