女性起業家の7割が性被害を経験、起業支援の現場で起こるハラスメントの予防プロジェクト開始
ジェンダーギャップの是正に取り組むSISTERS(東京・新宿)とピロウ(東京・文京)は共同で、起業支援の現場におけるハラスメント防止を目的とした「たまむすびプロジェクト」を開始した。ハラスメント研修、ガイドライン制作、相談窓口設置支援の3本柱でサービスを提供する。
プロジェクトは、女性起業家の約7割が性被害を経験していること、また、8割が性差別的な発言を含むジェンダーに基づくハラスメントを受けたことがあるといった調査結果や、アクセラレーションプログラムや起業支援イベントの7割が性被害の対策を行なっていない、という実態に基づいたもの。
ハラスメントの現場に居合わせた際、傍観者ではなく被害を減らす行動をとる「アクティブ・バイスタンダー」について学ぶ研修や、企業支援のイベントの現場に即したガイドラインの制作支援、専門相談員によるLINE窓口の設置などを支援する。またプロジェクトと連動して、起業支援領域におけるハラスメント対策の政策提言も進める。
今年3月に都内で開催された、「インパクト」をテーマにしたイベント「IMPACT SHIFT 2025」で制作したガイドラインの一部を、事例として オンラインで公開中。
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