ヘルスケアスタートアップと大企業はどう付き合えばいい? 連携・出資・買収のための手引き書

経済産業省が、「ヘルスケアスタートアップと事業会社間の連携・出資・買収のための手引書」を公開した。ヘルスケアスタートアップと事業者の連携・出資・買収を促進するために作成したもので、市場環境や課題、解決策、事例などをまとめている。ここで言う「事業者」は主に大企業を指し、「ヘルスケアスタートアップ」は、ヘルステック領域のうち以下に焦点を当てた事業を行うスタートアップ。創薬、医療機器領域は対象外。

  • 健康増進、疾患予防に関わるアプリやサービス
  • 疾患の治療的介入のためのアプリやサービス(SaMD/Software as a Medical Device)
  • 医療機関や処方薬に関わるDX
  • 介護領域のDX

手引き書では、主に以下についてまとめている。

  • ヘルスケアスタートアップの特徴・課題
  • ヘルスケアスタートアップの資金調達状況
  • ヘルスケアスタートアップのエグジットに向けた手引
  • 事業会社によるヘルスケアスタートアップへの出資・買収の手

ヘルスケアスタートアップの数は2010年以降から増加しており、課題解決に向けた貢献が期待されている。だが、他業界のスタートアップに比べエビデンス構築やスケール化の面で難しい課題に直面しがちで、エグジットの事例も少ない。ヘルスケアスタートアップの今後の発展に向けては、事業者との連携を通じた成長戦略やエグジット戦略の立案が不可欠であることから、ヘルスケア産業の適切なエコシステム構築に向け、手引き書の作成に至った。

 

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