女性の健康課題に関心が強いのは、どんな属性? 性別・年代別・職業別

女性特有の健康課題が社会課題として広く認識され関心を持つ人が増えたが、関心度合いは属性によって異なるようだ。東京都は先月、「健康に関する世論調査」を公表し、その中で「女性の健康課題への関心度」に関する結果も明らかにした。

女性の健康課題への関心度(性・年代別)

調査は昨年10月に実施。都内に住む18歳以上の女性1,060人、男性817人から回答を得た。「女性の健康課題への関心度」を尋ねたところ、「関心がある」と答えたのは、全体で76.1%だった。性別では女性の方が関心が高く、男性61.8%に対し、女性は88%だった。

年代別に見ると、男性は10〜20代では低く、30〜50代で高かった。身近にいる妻・娘や同僚の女性の健康にも関係していることや、ビジネスリテラシーとして課題を認識していることなどが背景にあると考えられる。一方で女性は10代でも関心が高く、70代以外の全年代で9割だった。

健康に関する世論調査

【出典】東京都政策企画局

 

女性の健康課題への関心度(職業別)

職業別でも集計しており、割合が高かったトップ3は「事務職」「専門・技術職(※)」「勤め」。女性従事者が多い職業で高い傾向が見られた。(※)病院勤務医、看護師、栄養士、保育士、弁護士、税理士、研究所研究員、教員、食品・機械・建築・情報処理・医療等の技術者、新聞記者、デザイナーなど

健康に関する世論調査

【出典】東京都政策企画局

 

 

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