“筋肉ブーム”でチャンス到来 生産増

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長い間親しまれているカニ風味かまぼこ「カニカマ」が、ここ最近の “筋肉ブーム” で脚光を浴びている。タンパク質を手軽に摂取できること、持ち歩きに便利なことが喜ばれている。

カニカマの主原料は、スケソウダラなどのすり身。日本水産(東京・港)が行った研究「白身魚タンパク質の筋肉増加効果について」によると、65歳以上の女性19名に3カ月間、運動は行わずにスケソウダラのタンパク質を毎日摂取してもらったところ、除脂肪量(筋肉量の指標で、臓器と筋肉を含んだ総量)の増加が確認され、筋肉の増加が示唆された。

スケソウダラのタンパク質の質を卵や小麦と比較したところ、小麦をはるかに上回り、卵と同等以上のタンパク質の質を持つことが分かりました(引用:日本水産「白身魚タンパク質の筋肉増加効果について」)

 

たんぱく源として重宝できる点をアピールポイントとして、スギヨ(石川・七尾)の「カニカマ習慣」は、スポーツ習慣がある人に向けて、「タンパク源」と訴求。満足度の高いサイズもうけている。

水産ねり製品の生産量が減少傾向にあるなか、カニカマは生産量を増やしているという。

「市場、当社の商品とも前年比130%前後で伸長傾向にある(一正蒲鉾マーケティングブの小林朋さん)」(引用:日経ヘルス8月号)

 

 

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