栄養機能食品コーナーを設置しているスーパー、全国で48% 「スーパーマーケット白書2024」
全国スーパーマーケット協会は今月、2024年版の「スーパーマーケット白書」を公開した。業界動向や消費者のスーパーマーケット利用状況などを、豊富なデータを用いてまとめたもので、近年”スーパーマーケット化”するドラッグストアやコンビニエンスストアと対比しながら、各業態の強み・位置づけや、消費者の実店舗における購買行動を考察した。以下はスーパーマーケット業界のデータ一例。
- 店舗数:全国に23,078(前年比+50)
- 総販売額:約25.5兆円
- 売り場での栄養機能性食品コーナーの設置率: 48.7%
- 売り場でのオーガニック食品コーナーの設置率:41.3%
- 1日客数:平日1,550人、土日1,770人(売場面積1,200〜1,600㎡)
- 客単価:平日2,191円、土日2,665円(売場面積1,200〜1,600㎡)
- 1人あたり買上点数:平日10.1点、土日11.5点
- PB商品の取り扱い有り:80.5%
- ネットスーパーの実施率:20.7%
- 配送サービスの実施率:48.6%
- セルフレジ導入率: 31.1%
女性の健康食品の選択基準は?
小林製薬の紅麹サプリを巡る問題で、健康食品への不信感や動揺が消費者の間で広がっています。特に男性よりも健康意識・健康行動者率が高い女性による “健康食品の摂取控え” が懸念されることから、健康食品を普段摂取している20〜70代女性を対象に、健康食品に対するイメージの変化や、今後の摂取意向、今後の健康食品の選択基準を調査しました。女性たちのリアルな声からは、今後の健康食品の開発・販促・コミュニケーション設計のヒントを見つけることができます。詳細は「紅麹サプリ問題で、健康食品の選択基準に変化 女性消費者分析でわかった88キーワード」へ。
【編集部おすすめ記事】
■薬局がCBD商品を開発、自社薬局展開が好調 “トリプル検査”で安全安心
■通院困難者を救う「医療MaaS」の広がり、妊婦・産後健診で本人も家族も負担軽減
■フェムケアトレンドが追い風、「女性向け漢方処方市場」は年平均11.7%で成長
■小売がメディア事業者に、国内外で急成長するリテールメディアの正体
■【レポート】売れるフェムテックの「開発」と「販売戦略」 17の障壁と対策