ロコモ、サルコペニア肥満、フレイルの各認知率 最も低いのは?

「ロコモ」「サルコペニア肥満」「フレイル」の中で認知率が極端に低いキーワードは「フレイル」だった。インテージホールディングス(東京・千代田)が実施した調査によると各キーワードの認知率は以下の通り(調査対象:全国の15~79歳の男女66,013人)

健康に関するキーワード

出典:インテージホールディングス

フレイルは、「加齢とともに心身の活力(運動機能・認知機能等)が低下し、生活機能障害や要介護状態などが進むことで死亡などの危険性が高くなった状態」のこと。健康と要介護の中間の状態を指す言葉として使われている。フレイルは高齢になるにつれ状態が悪化するが、適切な介入や支援により、生活機能の維持が可能とされている。

サルコペニア肥満は「サルコペニア(筋肉量の減少により体の機能が低下している)」の状態に「肥満」が合併した状態のことで、「サルコペニアのみ」「肥満のみ」の状態よりも、転倒や骨折、死亡のリスクが高くなる。新しいタイプの肥満として認知され始めている。日本生活習慣病予防協会によると、サルコペニア肥満は、65歳以上の高齢者に多いが、早ければ40歳代の若い人でも予備群がいるとのこと。

ロコモとは、骨や筋肉など運動器の衰えが原因で立つ歩くといった機能が低下し、要介護になるリスクの高い状態のこと。

 

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