女性の巣ごもり生活を癒すグッズたち
巣ごもり生活で女性たちの間で人気上昇中なのは、自宅内を快適・癒し空間に変えるグッズ。具体的には「インテリア雑貨」「家庭菜園」「造花」「アクアリウム」などだ。少し前に流行った「ハーバリウム(以下Instagram)」も、「癒される」とのことで再び注目が集まっている。
フランフランの「#うちを飾ろう」
“自宅内の居心地”に今改めて関心が高まっていることを受け、インテリアショップのフランフランは、素敵に飾った部屋を皆でシェアする「#うちを飾ろう」をInstagramで企画。女性たちからは、おしゃれな部屋の様子をうつした写真が投稿されている。
家庭菜園始める人、続々
節約と、自宅時間の充実・癒しを兼ねた「家庭菜園」を始める人も。
コロナの影響でお家いる時が増えたからガーデニング始めることにした可愛いと思ったお花を選んで寄せ植えして、家庭菜園も始めたよ〜!ちゃんと鉢底石も栽培用の土もスコップもジョウロも買った pic.twitter.com/gcIhYPdCb6
— まろん (@xxmaronchanxx) April 26, 2020
春のタネ蒔きたい病は密かに進行中
パプリカもいい感じ育てるかどうかは別にして、
なんだか不要苗を欲しがる方が多いんです
コロナ自粛の影響でしょうね家庭菜園たのしいよ
仲間が増えたら嬉しいな pic.twitter.com/9aGJurk50A— あぐり©︎家庭菜園アカ❤︎ 農悩ときどき毒吐き備忘録⌘育苗中毒 (@HeyIts_agri) April 24, 2020
コロナのせいで家に居る時間が長くなったので、アマリリスの植え替えついでに、とりあえず万能葉ネギを植えてみた#家庭菜園 #万能葉ネギ
— あっきー (@kJaOmKHWhs2Pq2a) April 26, 2020
家庭菜園ブームは日本国内だけでなく、コロナ禍において海外でもブームになっていて、種子を販売する会社は売上が伸びているという。
欧米では、自宅の庭で野菜作りを始めたり、ガーデニング(園芸)にいそしむ人々が急増しているというのです。
(中略)米国では、南東部バージニア州ミネラル郡にある種子会社「サザン・エクスポージャー・シード(種子)・エクスチェンジ」で、3月15日から同月27日までの種子の売り上げが前年同期比で300%増を記録しました。
(中略)米北東部ペンシルベニア州にある種子会社「バーピー・シード・カンパニー」の取締役会長、ジョージ・ボール氏は前述のNPRに「野菜の種子の注文が殺到している」と明かしました。
(引用:産経新聞「新型コロナでかつてない家庭菜園ブームの欧米 戦時下の「勝利のガーデン」復活…」2020.4.10)
巣ごもり生活、関心は外から内へ
コロナ以前からすでに「家ナカ充実」というキーワードはマーケティング業界に登場してはいたが、それでも平時では多くの人たちにとって大きな関心ゴトは「内(自宅)」よりも「外」だった。例えば旅行、実店舗での買い物、アウトドア、イベント参加、街への買い物、友達と外食、習い事、週末だけ地方で副業など。
しかし有事である今は、半ば強制的に関心ゴトは「外から内」へと変化。巣ごもり生活当初は多くの人にとって不安やストレスが大きかったが、コロナ長期化論の強まりに伴い「家ナカでどのように楽しもう!どのように充実させよう!」と、巣ごもり生活の受け止め方はポジティブにシフト。
持て余した時間をうまく使いこなすそんな姿からは、女性たちの順応性の高さをうかがえる。巣ごもり生活が続く間は、新たな価値観・習慣・行動が次々に女性たちから生まれてきそうだ。
※女性たちが実際に自宅の中でしている行動については、当社ウーマンズが実施した調査「消費の中心は家ナカへ 女性の巣ごもり中のニーズを掴む9キーワード」に掲載しています。ぜひそちらもご覧ください。
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