【女性の不満vol.9】健康トレンドに辟易、”真実” 知りたいニーズ高まる

次から次へと登場してブームが巻き起こっては消えていく健康法。特に世界的ブームにまで発展するほど人々に影響力を与えるのは食事方法だ。ダイエットシェーク、糖質制限、オイルダイエット、ヘルシースナッキング、スーパーフード、ジュースクレンズなど、さまざまなトレンドを楽しむ女性がいる一方で、トレンドの移り変わりの早さに疲れ果て不満を感じている女性たちが増えている。今女性たちが求め始めているのは、トレンドの追っかけだけではなく、健康効果の真実や自分に合った方法を知ることだ。

加速するトレンド変化

ハリウッドセレブやニューヨークで流行っている食トレンド、健康番組や女性誌で取り上げられる健康法、インフルエンサーがSNSで話題にするヘルスケア食など、世界的な健康ブームと同時にやってきた情報過多で巷には健康情報が溢れかえっている。もはや一体全体何が自分に合っているのかわからない状態だ。

特に、美容やダイエットのために食トレンドを追いかける女性にとっては疑問が付きまとう。テレビや女性誌で話題になっているトレンドを取り入れてはみるものの、しばらく経つと「テレビや雑誌で見たほど自分には効果がなかった」「リバウンドして、前より太った」「肌が荒れた」「体調が悪くなった」などネガティブな結果に落胆しては次のトレンドを追いかける。そんなことを繰り返しながら”ジプシー”に陥ってしまうのだ。

トレンドの移り変わりに辟易

最近は、目まぐるしいトレンド変化に疲れたのかSNSやブログ、コミュニティサイトや質問サイトでこんなつぶやきが見られる。「トレンドが多すぎて、都度理解するのも、買うのも面倒」「トレンドのサイクルが早くて追いつけない」「どれを実践しても続かない」「何が自分に合っているか結局わからない」「体に良さそうなことを知るたびに取り入れているから、それだけで毎日が忙しくなる」。キレイになりたい、健康になりたいと願う一方で、情報の取捨選択がうまくできずにストレスになっているのだ。

企業は企業でトレンドにすぐ飛びつく女性の特性を利用し、ポジティブな面ばかりを前面に打ち出してあおり立てるものだから、女性たちはその健康効果に魅せられながらもますます混乱してしまう。

そんな状況の中、最近高まっているニーズが、健康効果の真実や自分に合った健康法だ。分かりやすい例で言うと、糖質制限。血糖値の上昇を抑えたりカロリーを抑えられるというダイエット効果ばかりが注目され、塩分やたんぱく質摂取過多といったリスクについてはこれまであまり派手には語られなかった。しかし、健康効果の真実を知りたいニーズが高まってきたことで、このようなネガティブな情報を伝えるメディアが出てきている。

「健康効果の真実」は人気コンテンツ

目まぐるしく変化する健康トレンドに振り回されまいと、人気を集めているのは、「健康効果の本当のところ」を教えてくれるコンテンツだ。今アマゾンの「保健食・食事療法カテゴリー」では、ベストセラー1位に「医者が教える食事術 最強の教科書――20万人を診てわかった医学的に正しい食べ方68」がランクインしている。今年5月と6月に「中居正広の金曜日のスマイルたちへ(TBS)」で放送され話題を集めた書籍だ。

医者が教える食事術 最強の教科書――20万人を診てわかった医学的に正しい食べ方68

その他、今年3月には「世界の研究者が警鐘を鳴らす 「健康に良い」はウソだらけ 科学的根拠(エビデンス)が解き明かす真実(新星出版社)」が、4月には「世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事(東洋経済新報社)」が発売されている。人気美容雑誌のマキア10月号「そうは言っても、食べたい!痩せたい!今、一番知りたいダイエットの成果100問100答(pp.264-273)」では、糖質制限やたんぱく質、オイルの摂取に関するネガティブな質問にも回答している。

情報増加で知識を蓄え賢くなっている女性たち。彼女たちが今後支持するのは、ポジティブな健康効果もネガティブな健康効果もどちらもフラットな目線で教えてくれるメディアになっていくのでは?

世界の研究者が警鐘を鳴らす 「健康に良い」はウソだらけ 科学的根拠(エビデンス)が解き明かす真実

世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事

MAQUIA(マキア) 2018年 10 月号

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