広がる健康法 “笑い”
子どもと比べ大人は一日で笑う回数が少ないことが知られているが、笑いによる健康効果に関する各種研究結果が示す通り、大人こそ笑いでヘルスケアが必要だ。
笑いの健康効果
男女で声を出して笑う頻度を比較すると、男性が80%(ほぼ毎日:40%、週1~5回:40%)なのに対し、女性は90%(ほぼ毎日:50%、週1~5回:40%)で女性の方が少しながら笑いの回数が多い(「笑いの抗加齢効果」福島県立医科大学 大平哲也より)。女性の方が長生きするのは、一般的に男性よりも他者とのコミュニケーションを大事にする=笑う機会が多いことも関係しているのか?笑いによる健康効果は以下が挙げられている。
- 脳の働きが活性化
- 血行促進
- 自律神経のバランスが整う
- 筋力アップ
- 幸福感と鎮痛作用
(引用:サワイ健康推進課(沢井製薬))
広がる“笑い”で健康
世界に広がるラフターヨガ
世界で展開しているLAUGHTER YOGA UNIVERSITYによる動画。世界各国で“大人の笑い”が広まっている様子。
国内各地でも、笑いでヘルスケア
国内各地でも“笑い”でヘルスケアが広がっている。以下のInstagram投稿の動画をチェック。笑いを提供することで心身の健康につなげている。笑いは楽しく、やさしい場の空気を作りだす。健康効果だけでなく、やさしい社会づくりにもつながるのかもしれない。
笑いの健康効果に関する書籍
日経おとなのOFF(2月号)は、「笑いは不調を減らす“特効薬”」として「笑って病気予防、笑って脳トレ 健康法」の特集を組んでいる。大阪府は「笑いと健康」の啓発冊子を発行。
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