女性ニーズ高いレトルト食品 必要な配慮は「栄養バランス、添加物減らす」

(記事公開2016年9月,最終更新2017年7月)
レトルト食品に関するアンケート調査結果で、レトルト食品に対する女性のニーズが明らかになった。マイボイスコム 「レトルト食品の利用に関するアンケート調査」2016

利用するレトルト食品の種類

利用しているレトルト食品はカレーが75.4%、パスタソースが43.7%と圧倒的に利用率が高く、他レトルト食品は2割前後。

レトルト食品の購入理由は「時短」

購入理由の第1位~2位、4位と6位を見ると、レトルト食品が評価されている点は「時短」だ。

レトルト食品を使わない理由

反対に「利用しない理由」は以下だった。

・もっと栄養バランスの良いものがあるといい(女性43歳)
添加物を出来るだけ少なくして食べれるレトルトの開発を(女性61歳)
体に悪そう
(引用:マイボイスコム)

レトルト食品は便利、でも健康系はなぜ多くないのか?

以前ウーマンズラボの記事で紹介した「今後期待大の美容室予約アプリに学ぶ、女性の心を掴む「時短」発想」の例にもあるように、女性のニーズを掴みヒット商品・サービスを生み出そうと思ったら、「時短」は大きな商機キーワードになる(ただしターゲットのライフコースによる)。レトルト食品は、時間資源が少ない働く女性や、働く子育てママからの支持が特に高い。毎日時間が足りないと思っている彼女たちにとって「時短」はお金を払ってでも得たい価値だからだ。

しかし「時短」という点でレトルト食品が喜ばれる一方で、「添加物が多そう」「栄養バランスが悪そう」「毎日食べるのは抵抗がある」「体に悪いのでは?」という消費者のイメージも強い。

現時点では健康重視のレトルト食品は多く見当たらずマイナーな存在だが、時短×ヘルシーなレトルト食品が続々と誕生すれば、女性が加工食品に感じやすい罪悪感(「健康にも美容にも悪そう」「家族の栄養面で心配」「手作りを食べさせたいのに、加工食品ばかり続いたら子供に申し訳ない」など)は和らぎ、間違いなく爆発的ヒットにつながるはずだ。

 

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