タバコ吸ってると低学歴に見られる?学歴と喫煙率の関係(1/2)

「タバコを吸う男性の姿ってかっこいい」と言われていた時代もあったが、これからは「タバコを吸っている人は、低学歴の証」とジャッジされる時代になるかもしれない。学歴と喫煙率に関する興味深い研究結果がある。
<参照>
厚生労働科学研究費補助金 健康日本21(第二次)の推進に関する研究  平成27年度 総括・分担研究報告書 日本における喫煙の学歴格差」(田淵貴大)

低学歴は喫煙率高く、高学歴は喫煙率低い

学歴による喫煙率の格差は世界的に指摘されており既に研究が進められている分野だ。一方で国内においては学歴別の喫煙率を調査した研究はほとんどなく、こちらは貴重な研究結果と言える。若年層ほど、学歴により喫煙率が大きく異なることがわかった。

男女ともに低学歴ほど喫煙率が高く、高学歴ほど喫煙率が低いことがわかる。特に女性の場合はそれが顕著だ。なお年齢の上昇とともに格差は見られなくなるが、これは加齢により健康意識が向上し、すでに禁煙した人の割合が高いことが関係していると考えられる。

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