「シエスタ」7割のビジネスパーソンが希望 睡眠市場の新たな商機
忙しく働くビジネスパーソンを中心に近年睡眠市場は活況だ。「夜の睡眠の質を高めて、翌日に備えて疲労回復したい」意識が根付いてきた今、ビジネスパーソンの次の興味の対象は「昼の睡眠」に移行しそうだ。
目次
昼寝習慣「シエスタ」希望は7割
マットレス・ピローメーカーのテンピュール・シーリーによるビジネスパーソンの睡眠に関する調査で、就業中に昼寝をする習慣「シエスタ」の導入を望む者が7割いることがわかった(テンピュール・シーリー・ジャパン調べ「ビジネスパーソンに聞く、睡眠ライフスタイル調査 」2016)。就業中に昼寝をする習慣「シエスタ」は、スペイン、インド、香港、アルゼンチンなどで見られ、日本国内においてもシエスタを取り入れる企業が出てきてはいるものの、まだまだ少数だ。昼食後に短時間の睡眠をとることで疲労を回復し、集中力が向上する。従業員のパフォーマンスが上がれば業務の効率化が図れるため、企業としても導入メリットは大きい。
シエスタ用商品・サービスに商機あり
シエスタの習慣がない日本の場合、導入しても取引先企業や周囲の企業からの理解を得られないことがシエスタ浸透の障壁になりそうだが、ビジネスパーソンの昼寝ニーズは高い。仕事に影響しない程度に短時間でぐっすり眠れる商品やサービスが誕生すれば、働き方改革や健康経営に積極的な企業からの需要は期待できるかもしれない。同社の調査結果は以下。Q.4の回答は、シエスタ関連商品・サービス開発の基準となりそうだ。
Q1.平日の平均的な睡眠時間は何時間?
Q2.現在の睡眠時間に満足してる?
Q3.寝不足、仕事への影響はどの程度ありますか?
Q4.良質な睡眠時間をお金で買えるとしたら、1時間いくらで買う?
「ストレス解消法として何をする?」という、他社調査では「睡眠」が第3位にランクインしている。睡眠含め、ストレス解消法に1回あたりいくらの金額をかける?という調査結果も参考になるので以下の記事もあわせてチェックしておこう。
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