女性は「ガッツリ運動」より「ながら運動」が好き

女性と男性では時間の使い方が異なる。一般的に男性は仕事中心で時間が流れるのに対し、女性は毎日のto doが非常に多く、様々な出来事が一度に平行して時間が流れていく。仕事・子育て・家事・自身の美容ケア・家族の健康管理・スーパーやドラッグストアでの買い物など様々なことを同時にこなす。女性へのマーケティング戦略では、お金の予算だけでなく「時間予算」を考慮する必要があり、「どれだけ自社製品に割いてもらえるか?」もクリアすべき課題。「ながら美容」「ながら運動」など「〜しながら〜ができる」商品やサービス、ハウツーが女性に受けやすいのは、時短・効率面でメリットが大きいからである。女性の「ながら」は時短ニーズを満たすため、特に働くママや仕事中心の働く女性に響きやすい。

ガッツリ運動、よりも「ながら」

時短や効率を重視する女性にとって「スポーツジムまで出かけて運動する」「ランニングのために外出する」というような、まとまった時間をとられる運動は継続という点からも現実的ではなく受け入れづらい。一方で、「ながら運動」は幅広い女性に受け入れられやすい。自宅でながら運動を実践する女性は多く、以下のような運動が人気だ。

  • テレビ見ながら、腹筋
  • 子供を寝かしつけながら、ヨガやストレッチ
  • 洗い物をしながら、ヒップアップ
  • 就寝前に、ラインやネットニュースを見ながら、両脚を床より高い位置に置いてむくみ解消
  • 車や自転車は使わず、歩く
  • エレベーターを使わず、階段を使う
  • こまめに部屋の掃除をして筋トレと有酸素運動

ながら運動をサポートする商品やサービスはニーズが高い

おすすめ「ながら運動」のアイテムとして、「YouTubeでヨガの動画を集める」という声も。YouTube動画では様々なトレーニング動画や、ヨガ動画、肩こり改善エクササイズ、腰痛改善ストレッチなどが公開されている。無料で参考できる上に投稿されている数も多いため、様々なタイプの運動を好きな時に隙間時間で実践できる。非常に便利なツールだ。忙しい現代の女性にとって、日常のながら運動をサポートしてくれるものはとてもありがたい。「ながら」をコンセプトにした商品やサービスへのニーズは高そうだ。

 

 

【編集部おすすめ記事】
女性のスポーツ市場形成は始まったばかり 注目商品・サービス続々登場
シニア女性が大事に思うものランキングTOP8
【スポーツ庁】高齢者の運動機能は過去最高。若い女性は運動離れ
正しくニーズを掴むために 女性の閉経・更年期を簡単に理解できる資料
世代別「女性特有の病気」を簡単に理解できるイラスト

 

PAGE TOP
×