果物の消費量ランキング 〜日本と世界の動向〜(3/3)

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果物消費量ランキング 〜世界〜

日本の果物消費量は世界と比べて多いのか、少ないのか?世界の食料や農林水産業に関する統計データを提供するFAO(国際連合食糧農業機関)から、世界の消費量と日本の消費量の差を確認できる。

世界の果物消費量ランキング

1人1日当たりの果物消費量の国際比較を見ると、日本は世界174ヶ国中129位。これは先進国の中でも最低水準で、世界平均だけでなくアジア平均も下回っている。消費量第一位のオランダとは3倍以上もの差が開いている。

果物の消費量に関する動向・データ・調査

果物関連のマーケティングに役立つ情報は以下。

果樹をめぐる情勢(農林水産省)

農林水産省が発表した「果樹をめぐる情勢」では、果樹と果実それぞれの生産から流通、加工、消費までの流れをまとめている。消費拡大対策についても触れていて「毎日くだもの200グラム運動」の具体的な取り組みを確認できる。

果物の消費に関するアンケート調査(中央果実協会)

果物の摂取状況や意識について調査している中央果実協会は、減少する果物消費量の内容を明らかにするため、食品を購入する際の果物に対する消費者の意識や動機、購買行動についてアンケート調査を実施。現状の調査データだけではなく、今後の果物の消費拡大のための基礎資料となっている。

好きな果物・摂取方法・頻度などに関するアンケート調査(マイボイスコム)

インターネット調査を行うマイボイスコムは果物を好む人を中心としたアンケート調査を実施。好きな果物やその理由、果物の摂取方法や摂る頻度、果物摂取のメリットについて調べている。

「くだもの200グラム」摂取に向けて

果物の消費量が減少傾向にある理由は「値段が高い」「食べにくい」ことにある(中央果実協会調査)。一方でカットフルーツや加工品のニーズは高い。核世帯や単身世帯の増加に伴い、バラ売りやコンビニ販売の強化、食べやすい加工品など、食べやすさ・入手のしやすさ・手軽な量を期待する声はさらに高まるだろう。また、低所得層には見た目にこだわらない安価な商品(規格外品)を提供するなど、果物販売の工夫が求められる。

お知らせ

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