「女性ホルモンを整える」とは?女性のニーズに応える商品・サービス(1/4)
美容面・健康面・メンタル面において、生涯にわたり女性ホルモンの影響を強く受ける女性たちが高い関心を寄せるのが「女性ホルモンを整える」モノ・コト・情報。女性ホルモンを整えたいニーズに応えようと、各社がさまざまな商品やサービスを市場投入するも、女性ホルモンの乱れによる不調や“オス化”に悩む女性は後を絶たない。
目次
女性が知りたい“女性ホルモンを整える”とは?
女性同士の会話によく登場する「女性ホルモンが最近乱れてるかも…」「女性ホルモンを整えて女子力アップしたいよね~!」ー。ところで、女性ホルモンを「整える」とか「乱れる」って一体なに?
ホルモンバランスが「整っている」「乱れる」とは?
概要は次の通り。
- 女性ホルモンとは、卵巣から分泌されるエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)、2つのホルモンのこと
- エストロゲンは、肌ツヤや髪ツヤをよくするなど、女性らしい体を作ったり、骨密度の維持、コレステロール値の調整、動脈硬化を防ぐなど女性の健康を守る働きがある。30歳半ばまで活発に分泌され、以降徐々に減っていく。閉経に向けてエストロゲンの分泌量が急激に減ることで心身にさまざまな不調があらわれる。これがいわゆる更年期
- プロゲステロンは、子宮内膜を柔らかくして妊娠の準備に備えるなど、妊娠・出産に欠かせないホルモン
- エストロゲンとプロゲステロンのバランスが保たれていると、定期的に月経が起き、妊娠でき、女性の健康が維持される。この状態が一般的に言われている「女性ホルモンが整っている」ということ
- 反対にこの2つのホルモンバランスが乱れると、月経不順、無月経、出血量の変化、PMSなどの症状のほか、肩こり、腰痛、頭痛など更年期のような症状が出てくる。放っておくと不妊になったり早期閉経になることも。美容面では、肌荒れなども起きる
“オス化” が進行してヒゲが生えたり濃くなるのも女性ホルモンが影響している。
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ホルモンバランスが乱れる主な要因は以下だが、多くの医師が指摘する要因は「ストレス」。「女性ホルモンのバランスを乱さないためには、ストレス対策が大切」と提唱する医師は多い。
- ストレス
- 睡眠不足
- 不規則な生活
- 過度なダイエット
- ハードな運動
- 偏った食生活
圧倒的に多いのは、精神的なストレスによるものです。「生理はストレスのバロメーター」といわれるほどで、精神的なストレスがホルモン分泌に影響を与え、不順をおこすことが多く、現代社会では、生理不順の根本的な原因はストレスといってもいいほど。強いストレスを一時的に感じただけで、周期が変わってしまうこともあるんです。(引用:ソフィ)
高まるニーズ、「女性ホルモンを整えたい」女性たち
近年、女性の社会進出や大量情報化社会でストレスにさらされる機会が増えていることを背景に、バランスの乱れや “ 女子力 ” 低下を気にする女性が増えている。また、晩婚化・晩産化の影響で妊活に関心を寄せる女性が増えていることも、「女性ホルモンを整えたい」ニーズが高まっている要因。
「ホルモンバランスを整えたい」ニーズの高まりを受け、女性誌を始め「女性ホルモンを整える」という表現を使う美容メディア・健康メディアは多い。企業も積極的にマーケティングに活用している事例をよく見かける。年齢、ライフステージ、悩みによって「女性ホルモンを整える」の解釈は異なるが、メディアや企業が言う「女性ホルモンを整える」には、大方次のような意・目的が込められている。
- キレイになる
- 女子力を上げる
- PMSの症状を和らげる
- 月経サイクル(生理周期)を整える
- 妊活
- ヒゲが生えるなど、“ オス化 ” を防ぐ
- 更年期を遅らせる
- 更年期症状を和らげる
具体的にどんなハウツーを知りたいの?
“ 女性ホルモンを整える ” 目的は「キレイになりたい」「月経サイクルを整えたい」「妊娠力を上げたい」「更年期症状和らげたい」など個々の症状や悩みによって異なるが、では具体的にはどのような方法で女性たちは「女性ホルモンを整えたい」と考えているのか?それを知る手がかりとなるのが、ネット上の検索キーワード。「女性ホルモン 整える」という言葉とセットで検索されているのは以下の言葉。いずれも検索ボリュームは大きく、これらの方法で「整えたい」と考えている女性が多いと考えられる。
- サプリ
- 薬
- お茶
- ツボ
- 飲み物
- 豆乳
- 漢方
- アロマ
- ヨガ
- 食べ物、食事、レシピ
- 本